協同組合でETCカードの運用担当をしている方、こんにちは!

協同組合では、どの車でも使えるETCクレジットカード、車両限定だが割引率が高いETCコーポレートカードのどちらか、または両方を取り扱っているかと思います。今回は、ETCクレジットカードの中でも 株式会社セディナが発行しているETCセディナカードの伝送ツールについてというかなりマニアックな話をさせて頂きます(笑)

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事務スタッフ
事務局長!パソコンに入っているWindows7のサポートが終わるので、Windows10のパソコンが必要なんですが、、、
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事務局長
そう思って、もう発注したら来週くらいに事務所に送られてくると思うよ
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事務スタッフ
ところで、事務局長、Windows7のパソコンに入っているセディナにカード情報を伝送するツールはどうなるんですか?業務に必要なんですよね~
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事務局長
Windows10に移行する方法ってネットに載ってるんじゃないかな~ぐぐってよ(笑)

なんて会話がどこかの協同組合でされているかもしれませんね。

今回はセディナにカード情報を伝送するツールの中で一般的な「EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Client(旧製品名:NTS-100-BANK TCP/IP)」のPC移行方法について書いてみます。

ツールの移行作業は以下の5ステップです。

1
古いPCからツールの設定情報をコピーする

古いPCにてツールを起動し、メインメニュー>ユーティリティ>設定情報バックアップ>保存にて設定情報をUSB等の外部メモリに保存する。

2
新しいPCにツールをインストールする

新しいPCにてインストールメディアにあるSetUp.exeを起動し、シリアル番号を入力する。(修正パッチを適用する必要がある場合は、適用する)

3
新しいPCでダイヤルアップの作成をする

TAやモデムをPCに接続してダイヤルアップを行っている場合は、新しいPCにTAまたはモデムを接続して、古いPCと同一の内容でダイヤルアップ設定を作成する。通信にダイヤルアップ接続ではなく、LAN接続をしている場合は、このステップ3は、無視。注意点としては、ダイヤルアップ名称は古いPCと完全に同一にすること!名称が異なると通信の際にエラーになる。

4
新しいPCでツールの設定情報を移行する

新しいPCにてツールを起動し、メインメニュー>ユーティリティ>設定情報バックアップ>復元にて設定情報の移行を行う。この際に復元に使うのは、ステップ1でコピーしておいた古いPCの設定情報。設定情報がきちんと復元されているか確認する。

5
新しいPCで通信テストをする

通信テストを行い、正常動作することを確認する。この際、「製品キー入力画面」が表示されるので、ツールのCD-ROM内に付属しているソフト「製品キー演算プログラム(PROT.EXE)」を実行して、「製品キー#2」を生成し、 「製品キー入力画面」 に入力する。

とまあ、簡単に書いていますが、環境や状況によってはステップの途中でつっかえたり、止まったりするので、過去に経験したミスを書いておきます(笑)

通信テストで「電話がつながりません(エラー90)」がでた(その1)

エラーコード90を取扱説明書で調べてみると、「ダイヤルアップ、またはサーバーへ接続できません」とのことで、そもそもダイヤルアップ接続ができていなかったようで、手動でダイヤルアップ接続の確認をすることにしました。 古いPCと同一の内容でダイヤルアップ設定ができていなかったので、完全に一致させてから、再度手動でダイヤルアップ接続をすると「接続済み」と表示され、ほっとしましたね。

通信テストで「電話がつながりません(エラー90)」がでた(その2)

(その1)で手動でダイヤルアップ接続ができていることを確認したのに、通信テストで再度このエラーが、、、、ツールの設定を見直したところ
メインメニュー>相手先設定>相手先名称選択>変更>通信設定 
にて「ダイヤルアップ設定」欄のダイヤルアップ名称が、古いPCで設定していたダイヤルアップ名称が表示されていて、右の▼ボタンを押したところ、新しいPCで設定した別のダイヤルアップ接続名が出てきました。。。設定をこちらへ変更し、登録ボタンを押下すると、「伝送が正しく終了しました。」と表示され、うまく通信テストができましたね。
ステップ3にも書きましたが、 ダイヤルアップ名称は古いPCと完全に同一にしないとこんなところで躓きます。

通信テストで「0111:ファイル制御電文送信でファイル名エラーとなりました」がでた

これは「サイクル初期化」をしてなかったミスですね。何回かテストしていると起こります(笑)
メインメニュー>送信>相手先名称選択>サイクル初期化  を押下し、
「選択した相手先のみ初期化」をチェックしたあとに「実行」です。
このエラーは、サイクル回数によって全銀ファイル名が変更されるために起こります。
  例:サイクル1回目、全銀ファイル名:5020000850100
    サイクル2回目、全銀ファイル名:5020000850200
    サイクル3回目、全銀ファイル名:5020000850300

全銀ファイル名としては、「5020000850100」が正しいので、サイクル2回目と3回目はファイル名エラーになるという仕組みです。
「サイクル初期化」をすると、サイクル1回目に戻るので、全銀ファイル名も正しいものになるということですね。

ダイヤルアップ接続時にモデムから接続音が鳴らない

古いPCでツールを使ってダイヤルアップ接続すると、「ピコッ」という接続音がするんですが、新しいPCでは接続音が鳴らず、接続されていないんじゃないかと思い込んでしまいましたが、モデムのメーカーサイトを調べてみると、対象のモデムは、Windows7だと発信音や接続音が鳴るのですが、Windows10だと鳴らない仕様になっているとのこと、、、知りませんでした。

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事務スタッフ
事務局長!新しいパソコンで、セディナにカードデータの伝送がうまくできました!
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事務局長
よかったね。これで今まで通りの業務ができるね。ただ、このツールの通信で使っているISDN回線は、2024年1月にNTTがサービスを終了するんで使えなくなるんだよね。
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事務スタッフ
えっ!じゃあ2024年2月からはどうするんですか?
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事務局長
まだ正式にはわからないみたいだけど、自動振替データや精算書で利用しているセディナのETC管理WEBシステム「Board」でカードデータも送信できるようになるみたいだよ

今回利用した「EDI-Master B2B for BANK TCP/IP-Client」は、キヤノンITソリューションズの製品です。
https://www.canon-its.co.jp/products/edi_master_bank_tcpip/

(追記)

ISDNサービスの2024年1月サービス終了に伴い、2022年4月からセディナカード(SMBCファイナンスサービス)でのデータ伝送方式が変更になります。

ISN回線を通じたデータ伝送から、Boardへのアップロード方式へ変更となります。仕様や切替期間などSMBCファイナンスサービスへお問合せ下さい。