ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
2026年6月29日、「第5回 新湾岸道路有識者委員との懇談会」が開催されました。今回の懇談会では、
- 市民ワークショップの開催結果
- 新湾岸道路の必要性に関する追加検討
- 概略ルート・構造案の評価
- 今後のコミュニケーションの進め方
などについて議論が行われました。
今回は、その内容を分かりやすく整理してご紹介します。
今回の懇談会で議論された内容

議題は次の3点です。
- ワークショップの開催報告
- 意見等への対応
- 今後の進め方
これまで実施してきたアンケートやオープンハウスに加え、市民との対話型イベントであるワークショップの結果を踏まえ、今後の検討方針が確認されました。
市民ワークショップの結果を報告

今回の懇談会で最も大きなテーマとなったのが、市民ワークショップの開催結果です。
千葉市では、
- 第1回(5月9日・10日)
- 第2回(5月30日・31日)
の計6回のワークショップを開催しました。

テーマは、
- 新湾岸道路に期待すること
- 懸念していること
- ルートや構造に対する考え方
などで、参加者同士が意見交換を行いました。
参加者は、
- 第1回:58名
- 第2回:48名
合計106名となっています。
ワークショップで見えてきた課題
資料では、
立場の異なる参加者がお互いの考えや意見を共有し、議論を重ねることで相互理解が促進された
と評価されています。
一方で、
- 新湾岸道路の検討状況を十分知らない参加者が多かった
- 住民への説明をさらに充実させる必要がある
という課題も整理されました。
そのため今後は、
- ニューズレター
- オープンハウス
- ホームページ
などを活用し、より分かりやすい情報発信を進めていく方針です。
道路の必要性について追加検討
今回の資料では、新湾岸道路の必要性についても新たな分析結果が追加されています。検討された主なテーマは、
- 防災
- 物流・産業
- 港湾・空港
です。
例えば防災面では、
高潮によって既存の高速道路や一般道路が浸水した場合、新湾岸道路が整備されることで、防災拠点への道路啓開延長が短縮される見込みが示されています。
また物流面では、
千葉港の貨物取扱量増加を踏まえ、
- 港湾へのアクセス向上
- 時間信頼性の向上
- 輸送効率の改善
などが期待できると整理されています。
有識者から出された主な意見
委員からは今後の検討に向け、多くの意見が出されました。
主な内容は次のとおりです。
- ワークショップの内容はニューズレター等を通じて広く住民へ周知すべき
- 成田空港の機能強化など広域的な必要性を分かりやすく説明すべき
- 周辺住民にとってのメリットも丁寧に伝える必要がある
- 一部区間だけ整備した場合の効果も示した方がよい
- 景観にも配慮し、美しい道路空間を目指すべき
といった意見が示されました。
概略ルートの検討も次の段階へ
今回の資料では、
第1段階のスクリーニングについて、
住民から寄せられた意見を踏まえ、ルート・構造の一次案として合理的に整理されている
ことが確認されました。
今後は、概略ルート・構造案の比較評価がさらに具体化され、構想段階の検討が一歩前進することになります。
今回の資料を読んでいて特に印象に残ったのは、
道路の必要性を説明するだけではなく、地域住民にとってどのようなメリットがあるのかを丁寧に伝えるべき
という有識者の意見でした。
道路計画というと、交通量や渋滞、物流効果といった技術的な議論が中心になりがちです。しかし今回の懇談会では、そうした技術的な説明だけではなく、「住民に伝わる説明」や「相互理解」が何度も話題になっていました。
実際、ワークショップでは立場の異なる参加者が直接意見交換することで、新たな気付きや理解につながったことが成果として整理されています。
新湾岸道路は、まだ構想段階の道路です。
だからこそ、これからの計画づくりでは、「どのルートが良いか」だけでなく、「なぜ必要なのか」「地域にどんなメリットがあるのか」を住民と共有しながら進めていくことが、これまで以上に重要になってくるのではないでしょうか。
まとめ
第5回有識者委員との懇談会では、
- 市民ワークショップの結果を報告
- 道路の必要性を防災・物流などの視点から追加検討
- 住民への情報発信の充実を確認
- 概略ルート検討が次の段階へ進展
といった内容が確認されました。
今後は、ニューズレターやオープンハウスなどを通じて住民とのコミュニケーションを継続しながら、概略ルート・構造案の比較評価が進められる予定です。

引き続き、新湾岸道路の検討状況について注目していきたいと思います。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

