ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

いよいよ本日、2026年10月1日から首都高速道路の料金が改定されます。

2026年7月31日の記事では、国土交通省による事業許可を受け、首都高の料金改定が正式に決定したことをお伝えしました。

今回の記事では、料金改定日の2026年10月1日時点で、

  • 本日から実際に何が変わるのか

をあらためて整理します。

結論からいうと、今回の料金改定で特に重要なのは、

軽・二輪、普通車は10月1日から値上げされる一方、中型車・大型車・特大車は2027年6月末まで現在の料金に据え置かれる

という点です。

10月1日午前0時から新料金に

首都高の新料金は、

  • 2026年10月1日(木)午前0時

から適用されます。

具体的には、首都高の入口などに設置された最初のETCアンテナと通信した時刻で判定されます。

2026年9月30日午後11時59分以前に最初のETCアンテナを通過した走行は改定前の料金、10月1日午前0時以降に通過した走行は改定後の料金となります。

つまり、9月30日の夜から10月1日にかけて首都高を走行する場合でも、首都高に入った時点が料金改定の境目となります。

軽・二輪、普通車は明日から値上げ

今回の料金改定では、1kmあたりの料金が引き上げられます。

普通車の場合、

  • 29.52円/km → 32.472円/km

となります。

一方で、下限料金は現在の300円のまま変更されません。また、上限料金の設定距離についても現在と同じ55.0kmが維持されます。

10月1日からの料金を整理すると、以下のようになります。

車種9月30日まで10月1日から
軽・二輪280~1,590円280~1,740円
普通車300~1,950円300~2,130円
中型車330~2,310円据え置き
大型車400~3,110円据え置き
特大車550~5,080円据え置き

普通車の場合、上限料金は

  • 1,950円 → 2,130円

となり、180円の値上げです。

ただし、「普通車はすべて180円値上げ」という意味ではありません。

首都高のETC料金は利用する距離によって決まるため、短距離利用では値上げ額も小さくなります。

中型車・大型車・特大車は本日から値上げされません

運送会社や協同組合など、ETCコーポレートカードを扱う事業者にとって最も重要なのがこの点です。

本来は中型車以上についても料金改定が行われますが、

  • 2026年10月1日~2027年6月30日までの9か月間

は、特別措置によって現在の料金に据え置かれます。

首都高は、この措置について、道路運送事業者が荷主などへ価格転嫁できる環境整備が進むまでの期間を考慮したものと説明しています。

したがって、

トラックやバスなど中型車以上については、首都高の料金改定は10月1日からだが、実際の値上げは2027年7月1日から

と考えると分かりやすいでしょう。

2027年7月1日以降は、上限料金について中型車2,310円→2,520円、大型車3,110円→3,410円、特大車5,080円→5,570円となる予定です。

大口・多頻度割引も継続

ETCコーポレートカードを利用している事業者にとって、もう一つ重要なのが「大口・多頻度割引」です。

大口・多頻度割引の割引率拡充措置は、

  • 2031年3月31日まで継続

されます。

現在は条件を満たした場合、車両単位割引、中央環状線の内側を通行しない利用に対する拡充、大口割引(契約単位割引)を組み合わせ、最大約45%の割引となります。

そのため、

「10月1日の料金改定と同時に、大口・多頻度割引がなくなる」わけではありません。

ただし、中型車以上については、今回の料金据え置きに対応する措置として、

2030年7月~2031年3月末の9か月間は、大口・多頻度割引の最大割引率が25%に縮小

される予定です。

将来的な首都高利用コストを考えるうえでは、この点にも注意が必要です。

改定後の料金はすでに検索できます

首都高では、2026年10月1日以降の料金に対応した「料金・ルート検索」がすでに公開されています。

出発地と到着地を指定することで、改定後の料金を確認できます。

特に普通車を利用している企業では、

  • 普段利用している区間が実際にいくら上がるのか

を事前に確認しておくとよいでしょう。

また、ETCカードの利用明細や請求データを独自に加工したり、料金を再計算したりしている事業者については、料金マスタなどが10月1日以降の料金に対応しているかも確認しておくことをおすすめします。

なぜ今回、料金を値上げするのか

首都高によると、料金改定の大きな理由は維持管理コストの上昇です。

労務費や材料費の高騰などにより、直近10年間で維持管理コストは約1.4倍まで上昇しています。

さらに、首都高では構造物の老朽化も進んでおり、2040年には開通から50年以上経過する路線が全体の65%を占める見込みです。

こうした維持管理、老朽化対策、災害対応などを継続するため、今回の料金改定が実施されます。

まとめ

いよいよ本日、2026年10月1日から首都高の料金が変わります。

今回の料金改定で特に押さえておきたいのは、

  • 軽・二輪、普通車は10月1日から値上げされる

一方で、

  • 中型車・大型車・特大車は2027年6月末まで現在の料金に据え置かれる

という点です。

また、大口・多頻度割引の割引率拡充措置についても2031年3月末まで継続されます。

そのため、ETCコーポレートカードを利用する運送会社などでは、本日10月1日に首都高の利用コストが一斉に上昇するわけではありません。

ただし、中型車以上についても2027年7月1日からは新料金となります。

協同組合や運送会社、ETCカードの管理を担当されている皆さまは、まずは今回の10月1日の料金改定を確認するとともに、2027年7月、さらに2030年7月以降の大口・多頻度割引の変更についても、今後のスケジュールとして把握しておくことをおすすめします。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

参照元(一次情報)