協同組合や物流系企業でETCコーポレートカードの運用担当をしている方、こんにちは!

ETCコーポレートカード利用において、ETC2.0を利用する自動車運送事業者に対して割引率を拡充する措置は、2025年3月末までとなっておりましたが、先日、2024年11月29日に、「令和6年度補正予算案」が閣議決定されたことに伴い、2026年3月末まで1年延長される見通しとなりました。(*1)

該当の予算は、国土交通省の令和6年度補正予算で掲げられた「地域の生活環境を支える基幹産業等の活性化」の施策の中で、「高速道路料金の大口・多頻度割引の拡充措置の延長」として77億5700万円の予算が計上されております。

当該予算は、ETC2.0を利用する自動車運送事業者に対し、大口・多頻度割引の最大割引率を40%から50%に拡充する措置です。
内容を少しづつ変えながら臨時措置が続いている予算なので、さらなる延長があるのか今後の動向に注目ですね。
また、「潜在成長率を高める国内投資の拡大」の中で「自動運転の普及・促進に向けた「道路システムのDX」の推進」として59億7000万円の予算が計上されています。

(*1) … 予算は、正式には、閣議決定後に 政府原案として国会に提出され、審議・採決の上で成立します。 成立後に、内閣から省庁ごとに予算が配分される流れとなっています。
政府・与党は、この補正予算案を国会に提出し、速やかな成立を行う見通しですが、例年とは異なり、少数与党であるため原案通りに補正予算案が成立するかは確定的ではありません。