「業務の改善」または、「業務の効率化」を目指している方、こんにちは。
今回は、「Google Apps Script(GAS)」を使った業務の改善・効率化の事例紹介の第十弾です。
弊社は、協同組合様や運送事業者様向けにETCカードの管理・請求書・走行明細書発行システム「ETCクラウド」を提供していますが、システムだけでなく、運用業務のアウトソーシングもお受けしております。
そのアウトソーシングでお受けしている運用業務の効率化、ミス削減のために行っている事例をご紹介させていただければと思います。
前回は、「ChatGPT APIとの連携」方法をご紹介しましたが、今回は、 「Google Apps Script(GAS)」 を学ぶためのおすすめ書籍をご紹介します。
おすすめするのは、マイナビ出版から出ている高橋宣成さん著の「ChatGPTで身につけるGoogle Apps Script」です。

高橋さんは「いつも隣にITのお仕事」というサイトを運営されており、わかりやすい記事が多くて、私もよく参考にさせて頂いています。
そんな高橋さんが書籍を出したということで、さっそく購入して読み進めていますが、ほんとにわかりやすい。基本的な知識からChatGPTの使い方までたくさんの画像付きで紹介されています。 ノンプログラマーが「GAS」を効率的に学ぶならはじめの一冊はコレですね。
「ChatGPTで身につけるGoogle Apps Script」とは?
著者が自分のサイトで紹介していた文章が一番、本書についてわかりやすい説明になるかと思いますので引用しますと、
Google Apps Script (GAS) は、Googleスプレッドシート、Gmailをはじめ、Googleアプリケーションを用いた多くの作業を自動化し、業務を大幅に効率化できる、ビジネスパーソンの力強い味方となるプログラミング言語です。
しかし、ノンプログラマーによるプログラミング学習には、次から次へと登場する専門用語の数々、何をどうやっても解決できないエラーなど、多くの壁が立ちはだかり…なかなかしんどい。
そんなノンプログラマーの救世主として登場したのが、対話型AIサービス「ChatGPT」です。
ChatGPTは過去の膨大な学習データをもとに、あなたの質問に365日24時間、いやな顔ひとつせずに回答してくれます。解説はもちろん、コードの生成、エラーの解決、お願いすれば応援もしてくれます。本書は、そんな心強い仲間が加わったAI時代の新たなGoogle Apps Scriptの学習方法を提案するものです。
たとえ、ChatGPTに触れるのが初めてであったとしても、AIを活用しながら、GASの基礎を学び、スキルとして実務で使えるようになる…その道筋を示し、伴走します。
きっとそれは、実りある、ワクワクする楽しい体験になるはず…AI時代の新たなGAS学習体験を楽しんでいきましょう。
いつも隣にITのお仕事
本当に「道筋」が見え、「伴走」してくれている感がある書籍となっています。
本書の中にも記載されていますが、
ChatGPTに日本語で依頼すれば、目的のGASスクリプトを自動で作成できます。ではなぜ、GASを学ぶ必要があるのでしょうか?
それは、
GASを効率的に活用するには、ChatGPTと適切にやり取りする能力が必要であり、具体的には、適切な指示を出し、回答を正しく評価する力が求められるからです。
この力を得るために本書が有用であると私は思います。
目次
- 1章 ChatGPTをはじめよう
- 2章 Google Apps Scriptをはじめよう
- 3章 プログラムの基本
- 4章 プログラムの流れ
- 5章 プログラムをまとめる
- 6章 オブジェクト
- 7章 データをまとめる〜配列の操作
- 8章 スプレッドシートの操作
- 9章 Gmailの操作
- 10章 プログラムの開発と保守
- Appendix プロンプトパターン集と演習回答例
実際にプログラムを書いた経験がある人なら多くの章はショートカットできるかと思いますが、8章や9章のスプレッドシートやGmailの操作は勉強になりました。
今回は、道具として「GAS」を学ぶためのおすすめ書籍をご紹介しました。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。