ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、佐野SAにて高速道路で初めて「SA・PAでのドライバー交替の実証実験」が2024年9月28日(土)~10月4日(金)まで実施すると発表されましたので、ご紹介したいと思います。
この実証実験は、「物流の2024年問題」の課題解決に寄与するもので、1つの輸送工程を複数のドライバーで分担し貨物を輸送する中継輸送のうち、「ドライバー交替方式」での効果と課題を検証するものです。
2024年9月に「SA・PAでのドライバー交代の実証実験」を行うことは、2024年7月9日に開催された「物流小委員会」で示されたのでそれについては、過去にご紹介しました。

実証実験の概要
- 実施日程:2024年9月28日(土)~10月4日(金)朝6時台(1日1便)
- 実施場所:東北自動車道、佐野SA(下り線)
- 協力会社:佐川急便株式会社
- 実施方法:SA内でドライバーが交替する「ドライバー交替方式」
実証実験のイメージ

ドライバーの交替場所

現状では、高速道路上の上下一体構造やウェルカムゲートが設置されているSA・PAにおいて、物理的には実施可能ですが、「ドライバー交替のルール上の整理ができていない」という課題が確認されていて、実証実験を踏まえてルール整備が必要な状況となっています。
上記を踏まえて、今後のスケジュールは、来年3月頃までに運用上のルールを整理・策定し、その後の運用実施を目指すとのこと。
「中継輸送の拠点整備」は、ドライバーの拘束時間削減への効果がかなり大きいので、整備が進むことを期待しています。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
(2024.10.01 追記)
実証実験と並行し、さらなる労働環境の改善や物流の効率化への取組みを検討するにあたり、長距輸送における高速道路のSA・PA内でのドライバー交替の利用等について把握するためのアンケート調査が実施されます。
次の2つの利用ニーズ等を把握することを目的としています。
- 長距離輸送における高速道路のSA・PA内でのドライバー交替の利用ニーズについて
- 長距離輸送に限らずドライバー交替の実施状況及び高速道路のSA・PA内でのドライバー交替の利用ニーズについて
調査期間は、2024年09月30日(月)~11月28日(木)となっており、アンケートはWebサイトでの回答形式となっています。URLは以下です。
NEXCO3社合同のアンケート調査で、質問数は24問(回答によって質問数は異なります)となっています。