ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、原発事故の避難者向けの「ふるさと帰還通行カード」での不正通行に対してのNEXCO東日本の対応をご紹介したいと思います。
「ふるさと帰還通行カード」とは?
原発事故による警戒区域等からの避難者に対する高速道路の無料措置として2012年4月1日より発行されているカードで、原発事故により政府として避難を指示又は勧奨している区域等に住んでいた避難者の生活再建に向けた一時帰宅等の移動を対象にして実施されています。
カード自体は、現在は「緑色」のカードです。

入口料金所で受け取った通行券とあわせて、NEXCO東日本が発行する「ふるさと帰還通行カード」の提示をすることで対象の高速道路利用が無料となる仕組みとなっています。
今回、この「ふるさと帰還通行カード」の提供を受けていた人物が他人にカードを貸し、借りた人物が本来のカード利用者になりすまし、不正利用を繰り返していたとして、不正通行者に対して、「通行料金の3倍の金額」を請求したとNEXCO東日本は、2025年2月13日に発表しました。

当然ですが、本来カードの提供を受けていた利用者は、カードの利用停止ならびに利用者資格の取消となっています。
この「ふるさと帰還通行カード」は2012年4月より開始されており、2025年3月末で丸13年となります。毎年3月頃に利用期間が次の1年間延長するという流れが続いていますが、今年はどうなるでしょうか。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。