ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、銀行系のETCカードとしてよく利用されている「三菱UFJニコス」について、過去に存在した様々なカードブランドとの統廃合の流れを時系列でご紹介したいと思います。
1950年代〜1970年代:前身会社の設立とクレジット事業の成長
- 1951年:「日本信用販売株式会社(NICOS)」設立(日本初の信販会社の一つ)
- 1967年:「ダイヤモンドクレジット株式会社(DCカード)」設立(三菱銀行系)
- 1977年:「協同クレジットサービス株式会社(KCS)」設立(農協系クレジットカード会社、のちにUFJカードに)
2000年代:金融再編による統合と「UFJカード」の誕生
- 2001年:「三和銀行」と「東海銀行」が合併し、「UFJ銀行」が誕生
- 2002年4月:「UFJカード株式会社」発足(旧KCSが商号変更)
- 2004年:「日本信販(NICOS)」が「UFJカード株式会社」を吸収合併し、「UFJニコス株式会社」に
2005年〜2008年:三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下へ
- 2005年10月:「東京三菱銀行」と「UFJ銀行」が合併し、「三菱東京UFJ銀行」誕生→これにより「UFJニコス」もMUFG傘下に
- 2007年4月:「ダイヤモンドクレジット(DCカード)」と「UFJニコス」が合併し、「三菱UFJニコス株式会社」に。「NICOS(日本信販)」「DCカード」「UFJカード」の3ブランドを統合し、三菱UFJフィナンシャル・グループのクレジットカード事業を担う
- 2008年:三菱UFJニコス株式会社にて「MUFGカード」発行
2010年代:クレジットカード業務の統合と再編
- 2011年:「UFJカード」ブランドを廃止し、DCカード・NICOSに一本化
- 2012年:「NICOSプロパーカード(自社発行カード)」の新規発行を停止し、MUFGカードへ一本化。NICOSブランドは流通・提携カードとして存続
2020年代:現在の体制
- 三菱UFJニコスはMUFGのカード事業を統括し、「MUFGカード」「DCカード」「NICOSカード」の3ブランドを展開
- 「JMS(ジェイエムエス)」に出資し、UCカードの加盟店管理業務にも関与
- 2021年7月:「MUFGカード」は「三菱UFJカード」へ名称変更
現在、三菱UFJニコスは、MUFGグループのカード会社として、複数のブランドを管理しながら事業を展開しています。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。