ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、東京湾アクアラインにて実施されている「料金変動制」が１ヶ月経過した段階での経過報告について、千葉県とNEXCO東日本が発表したので、内容をご紹介したいと思います。
そもそも東京湾アクアラインの料金変動制の目的ですが、「東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」によると、
東京湾アクアラインの機能を最大限に発揮するために、特定の時間帯の料金の割引や割増により、交通転換を図るための混雑状況に応じた時間帯別料金を試行
となっており、料金変動制の概要は以下の通りです。
東京湾アクアラインの料金変動制（概要）
対象車両：ETC車（全車種）
対象道路：上り線（川崎方面）
対象日：休日（土曜、日曜、祝日）
料金：以下、普通車の場合
00時～13時： 800円（通常時）
13時～20時：1,200円（混雑時）
20時～24時： 600円（非混雑時）
詳しくは、以下をご参照下さい。
【2023年7月22日～】東京湾アクアラインにて料金変動制（ロードプライシング）がスタート！
発表された「経過報告」では主なポイントとして以下があげられていました。
- 13時～20時の交通量が減少しており、前後の時間帯に分散
- 日交通量は対前年比で増加傾向となっているが、渋滞による最大損失時間が半減
- 木更津金田IC周辺の一般道の混雑が緩和し、走行速度の低下が改善
実際の交通状況ですが、
- 料金が800円から1200円に上がる13時の少し前（10～13時）の交通量が増加
- 逆に料金が1200円から600円に下がる20時の少し前（18～20時）の交通量がガクンと減少
という形になっていますね。予想通りという感じでしょうか。
上記に伴い、渋滞も減っているようです。
また、木更津金田IC周辺の国道409号や市道の13～20時の時間帯での走行速度の低下が改善しているとの結果も出ていました。
それに伴い、木更津金田IC周辺の交差点における最大渋滞長も減少しているとのこと。
現時点では、なかなか良い結果が出ているということかと思いますが、まだスタートして１ヶ月ということなので、今後も引き続き、交通データを収集、分析して効果検証を行うとのことなので、次の経過報告を待ちたいですね。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。