ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、高速道路における「路線バス割引」についてご紹介したいと思います。

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路線バス割引」は、路線バスを運行する事業者を対象とした高速道路料金の割引制度で、「路線バス割引」の適用を受けるには、事前に所定の要件を満たす路線バス事業者から道路会社への申込を行った後、道路会社による認定が必要となっています。

「路線バス割引」の特徴とは?

  ・路線バス事業者が直接、道路会社へ申込みが必要
  ・道路会社に事前登録したコーポレートカードが対象
  ・高速道路上のバス停のうち75%以上で乗車または降車を行う場合に適用
  ・他の割引との重複適用はなし
  ・ETC利用照会サービスでは「路線バス割引」は反映されない

といった特徴があります。

「路線バス割引」の割引率は?

割引率は、NEXCOが約30%、首都高・阪神高が約39%となっています。

詳細情報は公開されていませんが、NEXCOの場合、毎年度ごとに路線バス通行料金の算出方法や街頭区間を対象路線バス事業者へ通知しており、路線バス通行料金の算出方法は以下のようになっています。

通行料金 = 通行料金実績 × (A)÷(B)

(A):高速道路の各駅停車以外のものについて、直通又は直通に換算した料金+高速道路の各駅停車のものについて、直通又は直通に換算した料金×0.7
(B):高速道路の通常の徴収方法によるう料金

首都高・阪神高の場合は、

「路線バス割引」が通行料金×39%となり、1円未満は切り捨てとなります。

「路線バス割引」の注意点は?

路線バス事業者が、協同組合の組合員としてETCコーポレートカードの貸与を受けている場合でも、協同組合(契約者)ではなく、路線バス事業者(組合員)から道路会社への申込が必要となっています。

また、年度途中において運行系統・便数・停留所等に変更が生じる場合は、再度運行計画表の提出が求められ、対象カードの追加・取下げが生じる場合は、その都度、申請書を道路会社へ提出する必要があります。


「路線バス割引」は、路線バス事業者のみを対象にした割引なので、あまり一般的ではありませんが、特徴的な割引制度となっています。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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