ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2025年7月4日に実施された「第64回名古屋高速道路公社運営会議」にて名古屋高速の「令和6年度決算」と「令和7年度予算」が公開されていましたので、ご紹介したいと思います。
「名古屋高速道路公社運営会議」 は、公社の運営に関する重要事項を協議し、公社の事業の適正かつ能率的な推進を図るために実施され、出席者は、名古屋高速のステークホルダーである愛知県知事、名古屋市長、中部地方整備局長、東海財務支局長、名古屋商工会議所会頭、名古屋銀行協会会長、名古屋高速理事長が委員となって開催されています。
令和6年度決算
交通量は前年度比約+3%で、短距離(15km未満)、長距離(15km以上)ともに増加しており、ETC利用率は96.3%で微増傾向。
損益計算書(PL)

令和6年度の償還準備金繰入は340億円、収入は718億円で+2.5%(17億円増)、費用は312億円で+2.2%(6.6億円増)となっています。
貸借対照表(BS)

年度末の償還準備金の累計は8,703億円。償還率は52.1%で前年度比+2.1ポイント。
令和7年度予算

建設事業としては、都心アクセス事業の推進やリフレッシュ工事における高機能舗装への打替えを実施するとのこと。

管理事業としては、大規模修繕工事や路面清掃・点検、車線キープグリーンラインや三次元レーザレーダを用いた自動検知・警告システムの展開を図るとのこと。

2025年4月に国土交通省の公共事業として新規事業化された「名岐道路」が、公社による有料道路事業との合併施行を念頭に有料道路事業の事業化に向けた手続きを進めるとのこと。

名古屋高速は、現状の道路の保守だけでなく、都心アクセス関連事業や名岐道路の事業化などの多くの新設事業を抱えながら、建設費償還の着実な推進が求められています。
今回の運営会議では、「長期ビジョン2035」と「中期経営計画2025-2027」の策定が行われています。詳細は以下をご参照ください。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。