ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2023年4月に発表された阪神高速の「中期経営計画(2023-2025)」についてご紹介したいと思います。
中期経営計画(2020-2022)の振り返り
前回の中期経営計画については、以下のように振り返りを行っておりました。
2020-2022の3年間においては、新型コロナウイルス感染症が拡大する状況下においても重点施策であるリニューアルプロジェクト、災害対応力の強化、ネットワーク整備の推進、お客様満足の向上を中心にグループ一丸となって取り組んできました。関連事業においては、一層の事業規模拡大に向けて事業を展開した結果、営業収益、営業利益ともに目標を達成する見込みです。

主な取り組み
- 喜連瓜破大規模工事の開始
- 料金所における入口遠隔閉鎖装置の整備の推進
- 淀川左岸線2期・延伸部や大阪湾岸道路西伸部事業の確実な推進
- 大阪港咲洲TN等の維持管理等の受託
- なにわ筋線事業における用地補償コンサルティングの受託
- JICA等発注案件の継続的な受注
- 看板設置等の標準的な逆走・誤進入対策
- 高石、泉大津(大型専用)のPA整備
- 自動運転に向けた合流支援、先読み情報提供等に係る共同研究の実施
中期経営計画(2023-2025)
中期経営計画(2023-2025)は、社会を構成するサステナビリティを共通の価値観と認識し、阪神高速グループ理念と阪神高速グループビジョン2030を実現するために、分野別戦略を踏まえて策定したとのこと。
方針
阪神高速グループビジョン2030の6つのありたい姿の実現とともに、大阪・関西万博に貢献し未来社会を描くために施策した具体的な計画を推進

6つのありたい姿
- 最高の安全と安心を提供する阪神高速
- もっと便利で快適なドライブライフを実現する阪神高速
- 世界水準の卓越した都市高速道路技術で発展する阪神高速
- お客さまや社会に満足をお届けする多彩なビジネスを展開する阪神高速
- 関西の発展に貢献し、地域・社会から愛され信頼される阪神高速
- 経営基盤を確立し、グループ社員がやりがいを実感できる阪神高速
大阪・関西万博に貢献し、未来社会を描く阪神高速
- 交通円滑化への貢献
- PAでのインバウンド対応等のパーソナルサービス
- 大阪・関西万博の機運醸成につながる地域のにぎわい創出
- 新たなプロジェクトへのチャレンジによる価値の創造
6つのありたい姿と大阪・関西万博への貢献に関しては、それぞれ具体的な内容が中期経営計画には記載されていましたので、載せておきます。



阪神高速は、現状の道路の保守だけでなく、淀川左岸線(2期・延伸部)や大阪湾岸道路西伸部などミッシングリンクを解消するための多くの新設事業を抱えているので着実な推進が求められているかと思います。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。