ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、圏央道の久喜白岡JCT~大栄JCT間で進められている4車線化工事について、最新の開通見通しをご案内したいと思います。
国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本は、2026年8月31日に「首都圏中央連絡自動車道4車線化(久喜白岡JCT~大栄JCT)連絡調整会議」の第5回会議を開催しました。
今回の会議では、全長92.2kmに及ぶ4車線化事業の進捗状況と、残る区間の開通見通しが示されています。
残る区間の4車線化見通し
今回示された4車線運用開始の見通しは、以下のとおりです。
| 区間 | 4車線運用開始の見通し |
|---|---|
| 神崎IC~大栄JCT | 2026年11月予定 |
| つくば西スマートIC~つくば中央IC | 2026年度までを目標 |
| 稲敷東IC~神崎IC | 2026年度までを目標 |
| 坂東IC~つくば西スマートIC | 2027年夏ごろまでを目標 |
| 牛久阿見IC~阿見東IC | 2027年夏ごろまでを目標 |
| 稲敷IC~稲敷東IC | 2027年秋ごろまでを目標 |
このうち、神崎IC~大栄JCT間については、2026年11月の4車線運用開始が予定されています。
そのほかの区間についても、資機材の調達などが順調に進んだ場合、2026年度から2027年秋ごろまでに順次4車線化される見通しです。

すでに4車線化された区間も拡大
久喜白岡JCT~大栄JCT間では、これまでにも段階的に4車線化が進められています。直近では、次の区間で4車線運用が始まりました。
- つくば中央IC~つくばJCT:2026年2月27日
- 五霞IC~境古河IC:2026年7月24日
埼玉県内の区間はすでに4車線化が完了しており、現在は主に茨城県内と千葉県内で工事が進められています。
茨城県・千葉県内についても、全区間で工事に着手しており、現在は各所で舗装工事などが実施されています。
一部区間で工事が遅れている理由
当初の計画より工事が遅れている区間については、その理由も公表されました。
坂東IC~つくば西スマートIC
橋梁下部工の施工時に、資機材の調達が困難となる状況が発生しました。
さらに、路床を掘削した際に湧水が確認され、軟弱となった部分を安定させるための路床置換工事が必要になったことから、舗装工事の着手が遅れています。
牛久阿見IC~阿見東IC
こちらの区間でも、路床の掘削面から湧水が発生しました。
湧水によって軟弱になった部分について、約30~60cmの路床を置き換える追加工事が必要となり、工程が見直されています。
稲敷IC~稲敷東IC
2023年6月の台風2号による降雨災害を踏まえ、河川を渡る橋梁工事の施工計画が見直されました。
仮設構造物の配置変更などが必要になったことで、舗装工事の着手が遅れています。
建設資材や人件費の高騰も影響
今回の会議では、開通時期だけでなく、事業費の増加についても言及されています。
建設資材価格や労務費などの高騰により、事業費は増額となる見込みです。
今後、工事の進捗状況や事業費の増加を含めた事業の必要性について、事業評価監視委員会で審議される予定となっています。
4車線化は物流の安定性向上にもつながる
圏央道は、東北道・常磐道・東関東道などを結び、東京都心を通過せずに関東各地を移動できる重要な環状道路です。
一方、暫定2車線区間では、交通集中による速度低下に加え、事故や工事が発生した際に通行止めの影響が大きくなりやすいという課題があります。
4車線化が進めば、交通容量の増加だけでなく、事故や工事による交通規制時にも車線を確保しやすくなります。
圏央道を利用する運送事業者にとっては、輸送時間の安定や配送計画の立てやすさにつながることが期待されます。
ただし、2026年度以降の開通時期については「資機材の調達等が順調な場合」という条件が付いています。
今後、新たな課題が発生した場合には、開通時期が変更される可能性もあるため、引き続き最新情報を確認していきたいですね。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

