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国土交通省関東地方整備局およびNEXCO東日本は、東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)の整備状況について、第9回事業連絡調整会議の開催結果を公表しました。
今回の発表では、工事の進捗状況に加え、区間ごとの開通時期が示されました。
東関東道水戸線(潮来~鉾田)は、全長30.9kmの高速道路整備事業で、茨城県南東部から県央方面へのアクセス改善や地域活性化が期待されています。
行方IC~鉾田IC間は2026年11月22日に開通予定
今回の発表で、行方IC~鉾田IC間(7.9km)について、2026年11月22日に開通予定であることが明らかになりました。
同区間では現在、舗装工や施設工などが進められています。
また、本線整備に必要な用地取得については約99%まで進み、支障物件92箇所についても2026年5月までにすべて移設が完了しています。
潮来IC~行方IC間は2027年度開通を目標に変更
一方、潮来IC~行方IC間(23.0km)については、当初2026年度中の開通を目指していましたが、2027年度の開通を目標として工事を進めることになりました。
延期の主な理由は、盛土材の土質改良や、盛土の沈下収束状況を確認しながら慎重に施工管理を行う必要があるためです。
遅れの原因は「土質」と「盛土の沈下」
今回の発表では、工事上の課題についても詳しく説明されています。
東関東道では、切土部分から発生した土砂を盛土工事に活用する計画でしたが、地質調査や土質試験の結果、一部の土砂について盛土材として適さないことが判明しました。
そのため、仮置きしたうえで土質改良を追加実施しています。
また、降雨による法面浸食も確認されており、安全性を確保しながら切土工事を進めています。
盛土の沈下収束にも時間
高速道路建設では、盛土後の地盤沈下を十分に収束させることが重要です。
今回の区間では、沈下が長期化した箇所が確認され、追加の盛土による沈下促進対策を実施しました。
2026年3月時点で沈下収束が長期化していた8箇所については、沈下収束が確認されています。
ただし、解析上24日程度で収束すると想定していた箇所でも、実際には171日を要したケースがあり、慎重な施工管理が必要となっています。
行方PA(仮称)には地域振興施設を併設予定
東関東道では、行方PA(仮称)の整備も進められています。
行方PA(仮称)は、上下線それぞれ駐車場37台(乗用車12台、大型車25台)とトイレを整備する計画です。
さらに、行方市による地域振興施設も併設され、農産物など地域資源を活用した地域活性化の拠点として整備される予定です。
東関東道の全線開通に向けて
今回の発表を整理すると、開通見通しは以下の通りです。
| 区間 | 延長 | 開通予定 |
|---|---|---|
| 行方IC~鉾田IC | 7.9km | 2026年11月22日 |
| 潮来IC~行方IC | 23.0km | 2027年度目標 |
東関東道水戸線(潮来~鉾田)は、東京方面から茨城県東部へのアクセス改善や、物流効率化にもつながる重要な道路です。
今回の発表では一部区間で開通時期の見直しがありましたが、用地取得や支障物件対応は進み、全線開通に向けた工事は継続されています。
まとめ
今回のポイントは以下の3点です。
- 行方IC~鉾田IC間は2026年11月22日開通予定
- 潮来IC~行方IC間は2027年度開通を目標
- 遅れの主因は土質改良・盛土沈下への対応
高速道路建設では、開通時期だけでなく、地盤条件への対応が安全性や品質を左右します。
東関東道水戸線の今後の工事進捗について、引き続き注目されます。

