ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、「自動物流道路」の建設・運営・管理に際して、民間企業を主体とした事業運営モデルを検討するため、民間企業の事業への関心度、事業概要の仮定等に関する意見を確認し、今後の事業運営モデルの検討の参考とすることを目的として「自動物流道路の事業運営モデルに関しサウンディング型市場調査」を実施することを国土交通省が2024年10月10日に発表したことをご紹介したいと思います。
「自動物流道路」とは?
「自動物流道路」とは、2023年10月に、国土幹線道路部会にてとりまとめられた「高規格道路ネットワークのあり方」に関する「中間とりまとめ」の中で物流構造を転換する切り札として提言されたものであります。
「自動物流道路」は、自動車に頼らずに、道路空間をフル活用したクリーンエネルギーによる新たな物流形態です。
既存の高速道路空間を最大限活用するとともに、徹底した省人化を図り、低炭素なシステムを用い、ハブ機能を持つ物流拠点の配置や配送に至るトータルの物流サービスにてロジスティクス改革を行うという目標をもっています。
2024年10月03日に開催された国土交通省の有識者検討会である「第6回 自動物流道路に関する検討会」では、今後の進め方として、複数回のマーケットサウンディング、サウンディング結果のとりまとめ、検討会におけるヒアリングを実施した後、必要となる制度設計や社会実験の実施方針などの最終とりまとめを行うというスケジュールが提示されました。
今回はその一環としての「マーケットサウンディング」となります。
「マーケットサウンディング」とは?
官民連携プロジェクトにおいて、事業の創生や成功のために民間事業者の声を聞くことを「マーケットサウンディング」と呼びます。
「サウンディング」は、意向を相手に伝えたうえで、それについての反応(反響)を得るという意味で、民間事業者との対話とも呼ばれています。
国土交通省の「地方公共団体のサウンディング型市場調査の手引き」によると、マーケットサウンディングには、以下のような目的があります。
- 市場性の有無や実現可能性の把握
- アイデアの収集
- 行政だけでは気づきにくい課題の把握
- 民間事業者の参入意欲の把握
- 民間事業者が参入しやすい公募条件の把握
調査対象
法人または法人グループを対象とする。
サウンディング項目
- 自動物流道路への関心、関心のある業務
- 事業概要の仮定等への意見
- 対象施設、事業内容及び実施者に関する提案
- 自動物流道路の空間の利活用への提案
- 上記以外の意見や具体的な提案
スケジュール
- 説明会参加申込〆切:
令和6年10 月17 日(木)18 時まで - 説明会の開催:
令和6年10 月21 日(月)14 時~15 時 - サウンディングの意見書〆切:
令和6年10 月10 日(木)~11 月7日(木)18 時まで - サウンディングの実施:
令和6年11 月11 日(月)~11 月15 日(金)予定 - 実施結果概要の公表:
令和6年度内
実施要領
実施要領は以下の通りとなっています。詳細は以下のサイトをご確認ください。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。