ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2024年12月02日に開催された「第2回 大阪湾岸道路西伸部事業連絡調整会議」の結果についてご紹介したいと思います。
前回の第1回連絡調整会議は、2024年9月18日に開催されているので、約2か月半ぶりの開催となりました。
結論から言えば、当初予定の事業費5000億円から+1740億円の増加で、事業費が6740億円になりそうだということのようです。
「大阪湾岸道路西伸部事業」 とは?
「大阪湾岸道路(湾岸線)」は、「垂水JCT」から「りんくうJCT」に至る延長約80kmの高規格道路であり、「西伸部事業」とは「六甲アイランド北」~「駒栄」に至る延長14.5kmの高規格道路となっています。

現在「六甲アイランド北」までとなっている道路をポートアイランドを経由して長田区の「駒栄」まで延長するという事業となっています。

「第1回連絡調整会議」の結果
- 六甲アイランドの陸上橋について、地質調査を踏まえた橋梁構造の見直しを行い、工事を進めているところ
- 新港・灘浜の海上部長大橋について、断層影響を回避した橋梁形式の変更を行い、それに伴う基礎の見直しを実施しており、施行に向けた検討を行っているところ
- 新港・灘浜の海上部長大橋の上下部工について、橋梁形式の変更に伴う耐風・耐震対策の見直しを実施し、今後、詳細設計を行う予定
- ポートアイランド以西については、今後、海上部の長大橋について基本構造を検討するとともに、地質調査や現地調査を行い、調査を踏まえた橋梁構造の検討、構造物の耐震対策・耐風対策の検討が必要
「第2回連絡調整会議」の結果
- 物価上昇による資機材、労務費の増額、地質調査を踏まえた橋梁構造の見直しや橋梁形式の変更に伴う基礎の見直しにより、約1,781億円の増額が生じたため、コスト縮減を図ったものの、全体事業費で約1,740億円の増額を予定
- 事業化以後の物価上昇として、六甲アイランドで358億円、新港・灘浜航路部で458億円の増額の必要が生じた
- 地質調査を踏まえた橋梁構造の見直しにより328億円の増額の必要が生じた
- 橋梁形式の変更に伴う基礎の見直しにより637億円の増額の必要が生じた
- コスト縮減の取組によって41億円のコスト縮減を実施

というような内容となりました。

ということで、当初予定の事業費5000億円から+1740億円の増加で、事業費が6740億円になりそうだということのようです。
今後については、
有料事業の拡充や暫定4車線化などを含めたコスト縮減検討を実施しながら、引き続き事業を推進していく
とのこと。これからも色々とハードルがありそうですが、着工までスムーズに進んでほしいですね。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。