ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、新名神の未開通区間である大津JCT~城陽JCT・ICがいつ開通するのか?どこまで進んでいるのか?などの整備状況についてご紹介いたします。

大津JCT~城陽JCT・IC間の延長25.1kmについて現在工事中ですが、2024年1月17日に開催された新名神高速道路 大津 JCT(仮称)~城陽 JCT・IC間 連絡調整会議(第2回)」にてNEXCO西日本は、「2024年度の開通は困難と発表していました。開通延期となる理由は大きく以下の3つでした。

  1.信楽川橋において事前確認できなかった硬岩の発現
  2.宇治田原IC部で地盤改良の範囲増加と必要な木材調達の遅れ

  3.城陽IC部で地盤改良の範囲大幅増加

新たな開通時期に関しては、工程精査を踏まえて改めて公表するとのことでしたが、2024年12月24日に開催された「新名神高速道路 大津 JCT(仮称)~城陽 JCT・IC間 連絡調整会議(第3回) 」で以下のように報告されました。

今後の土工工事、橋梁工事、舗装施設工事の完了に少なくても4年以上、工事の進捗によっては更に1~2年程度の期間を要する見込み

開通時期がかなり延期されそうな見込みです。

2024年12月24日に開催されました「新名神高速道路 大津 JCT(仮称)~城陽 JCT・IC間 連絡調整会議(第3回)」の開催結果についてNEXCO西日本よりプレスリリースが出ております。

NEXCO西日本のプレスリリースより

今回の開通時期の見直しについて滋賀県や京都府などの地元自治体は、「府県民も期待している中、4年以上遅れることは大変残念だが、工事については安全最優先で整備を進めて頂きたい。周辺では新名神と関連した道路事業、まちづくり及び企業誘致等が進められている。今後も進捗状況等の情報共有及び事業調整を図って頂きたい。開通予定時期については、できるだけ早く提示いただきたい。今後工程精査を進める中で必要に応じ、本線の先行開通など高速道路の整備効果が早期発現する方策を検討いただきたい」とコメントしています。

現状の進捗は?

  • 全線にわたって土工やトンネル、橋梁工事に着手している状況。
  • 工事進捗に伴い課題のあった信楽川橋では、橋脚の工事が完了し、上部工工事を推進中。
  • 城陽スマートIC部では、引き続き地盤改良工を実施している状況。
  • 宇治田原IC部では、山砂利採取後の埋戻し箇所において、切土工事に伴うコンクリート殻などが想定以上に発現していること、また、粘性土を多く含んでいることから、一般的な切土工事に比べて非常に多くの時間を要しており、引き続き工事の進捗の確認が必要な状況。
  • 以上のことから、引き続き工程精査を継続しつつ、工事の安全を最優先に1日も早い開通を目指す。

開通時期について

NEXCO西日本のプレスリリースより

外環道や圏央道もそうですが、開通目標の延長が続きますね。開通時期の見直しは残念ですが、地域の安全・安心を最優先にすると仕方がないですね。早期開通を願っています。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。