ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

みなさま、「スマートIC」ってご存じですか?

「スマートIC」は、高速道路に設置された無人の簡易な料金所で、コスト面で通常のICが設置できない箇所に多く導入されています。

NEXCO西日本のHPより

では、通常のICと何が違うのでしょうか?

「スマートIC」の特徴とは?

  • 無人(インターフォンで係員を呼び出すことは可能)
  • ETC専用(現金、クレジットカードは利用できません)
  • 開閉バーの手前で一旦停止が必要(ノンストップ通行できません)
  • 時間が限定されていたり、車種で利用できないケースがある
  • 導入・整備主体は地域(道路会社ではない)
  • ローコスト(建設・管理コストが低い)
  • 「SA・PA接続型」と「本線直結型」の2種類がある
  • 全国で163箇所が開通済み(2025年10月時点)
  • 全国で49箇所が事業中(2025年10月時点)
  • 全国で5箇所が準備段階(2025年10月時点)

このように通常のICとは大きく異なった特徴をもっています。

では、なぜ「スマートIC」が生まれたか?という背景ですが、日本の平均IC間隔は欧米諸国に比べ約2倍と長く、高速道路が通過するにも関わらずICが設置されていない市町村が存在しました。

国土交通省は、既存の高速自動車国道の有効活用や、地域生活の充実、地域経済の活性化を推進を考え、建設・管理コストの削減が可能な「スマートIC」の導入を進めるために国による整備補助の制度を設けました。

そこで、ICがなく不便だと考える地域が「スマートIC導入計画」を検討した上で、国、道路会社、地方自治体による地区協議会で必要性や実施計画を決定、最終的に国が整備計画の許可を出すという形が生まれました。

国土交通省の資料より

2025年10月現在、全国に163箇所のスマートICが開通済みであり、事業中が49箇所、準備中が5箇所とどんどんと広がっています。

どこが開通済みでこれから開通するのがどこか?などが気になる方は、以下の国土交通省のHPに一覧表や位置図のPDFがありますので、ご確認ください。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。