ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、全長43kmのうち21kmが開通している「新山梨環状道路」について開通に向けての動きがありましたのでご紹介したいと思います。

新山梨環状道路」の詳細については、以下の山梨県のサイトをご参照下さい。

新山梨環状道路 – 山梨県

本題ですが、2023年12月25日に国土交通省関東地方整備局と山梨県にて「新山梨環状道路連絡調整会議(第1回)」が開催されました。

「新山梨環状道路」の早期整備実現のために、山梨県から現状の計画を変更する提案があり、今後はその提案を踏まえた検討を進めるとのことで、山梨県が国の作業を一部巻き取るなどかなり積極的な動きがありました。

新山梨環状道路連絡調整会議の資料より

事業中区間の状況

新山梨環状道路連絡調整会議の資料より
  • 新山梨環状道路は、甲府都市圏を取り巻く延長約43kmの環状道路であり、これまでに約5割となる約21kmが開通済み。
  • 開通済みの区間では、沿線地域に企業が進出し、沿線自治体の従業員数が約3割増加するなどの効果が発現。
  • 一方で、甲府都市圏では、県道以上の約5割が混雑時速度20km/hを下回るなど、中心市街地を迂回する環状道路の整備が必要
  • 残る区間のうち国が事業を実施している広瀬IC~桜井JCT間については、調査設計及び桜井地区の用地買収を推進。また、牛句IC~宇津谷交差点間については環境調査や保全対策を実施。
  • 県が事業を実施している落合西IC~広瀬ICは用地買収、橋梁上下部工、改良工を推進中。

山梨県より提案事項

新山梨環状道路連絡調整会議の資料より
  • 新山梨環状道路(桜井~甲斐)については、早期整備実現のため直轄事業と有料道路事業の合併施行の計画に変更して欲しい。
  • 国で事業を実施している広瀬~桜井区間の用地買収を県にて一部実施するなど、引き続き事業推進に協力するので、残る未事業化区間である桜井~牛句区間約10kmについて早期に事業着手を図って欲しい。

今後の進め方

  • 事業中区間については、国と県にて情報共有を図りながら、引き続き早期開通に向け事業を推進する。
  • 事業中区間におけるトンネル堀削に伴う発生土受入地については、事業推進のため、県が主体的に市町村と調整していく。
  • 桜井~甲斐区間については、山梨県からの提案事項を踏まえ、有料道路事業を前提とした道路構造等の検討を進める。
  • また、桜井~牛句区間については、山間部に位置し、トンネルや橋梁等の構造物が多く大規模な事業となるため、必要な調査を実施した上で、構造等の詳細な検討を進める。

一日でも早い開通が望まれますが、どうか安全に事故が無く工事が進んでほしいです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。