ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、2026年01月21日に、高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第71回国土幹線道路部会」が開催されましたので、内容をご紹介したいと思います。

前回の「第70回国土幹線道路部会」が開催されたのが、2025年12月25日でした。内容は以下でご紹介いたしました。

今回の部会のアジェンダは以下となっています。

  • 能登半島地震の復旧・復興状況(報告)
  • 日本自動車連盟(JAF)へのヒアリング
  • 本州・九州連携に係る道路交通の現状と課題

道路局長からアジェンダに関した説明があり、その後、報告と議論に進みました。また、新しい委員の紹介と挨拶がありました。

能登半島地震の復旧・復興状況(報告)

第71回国土幹線道路部会の資料より

事務局から「能登半島地震の復旧・復興状況」について報告がありました。

日本自動車連盟(JAF)へのヒアリング

第71回国土幹線道路部会の資料より

「車種区分」の見直しについての意見として「自動車ユーザーにとって納得感のある公平・公正な料金」と「地域復興、地方創生、観光振興」を踏まえて検討してほしいという意見表明がありました。

第71回国土幹線道路部会の資料より

また、車種区分とは関係がありませんが「事故車等排除業務の作業に関する通行に対する割引」の依頼がありました。

本州・九州連携に係る道路交通の現状と課題

本州と九州を結ぶ「関門橋」「関門トンネル」に関する現状と課題について事務局より説明がありました。

第71回国土幹線道路部会の資料より

その後、2025年12月23日に都市計画が決定した「下関北九州道路」について説明がありました。

第71回国土幹線道路部会の資料より

今後の進め方に関しての説明があり、現状と検討課題について事務局にてとりまとめた内容が案として出されました。

第71回国土幹線道路部会の資料より

今回の「下関北九州道路」に関する議論は、国土幹線道路部会の下に小委員会を設置し、そこで議論した上で、2026年夏ごろに基本方針をとりまとめ、その結果を部会へ報告する案が提示されました。

第71回国土幹線道路部会の資料より

委員からの意見

主な委員からの意見をご紹介します。

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委員
道の駅の防災化等は、これまでやってきた延長で、革新的ではない。阪神淡路大震災の後、橋梁に対してはこれまで補強をやってきたように、「高盛土」の耐震補強を優先順位をつけてすぐに着手してほしい。
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委員
防災道の駅を追加したのは良いと思うが、あまり関心がない人に向けても、周知をすることを明確化した方がよい。
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委員
過疎地域においては、建設人員等の地域のマンパワーが重要。復興時の制約にもなる。平常時から人員を確保する議論も必要かと思う。復旧・復興プロセスにおいて得られる教訓もあるかと思う。
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委員
JAFの事故車等排除業務への通行への高速道路料金の割引に関しては、JAFを呼んだユーザーが負担すべきで、高速道路会社が負担するべきとは思わない。
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委員
JAFには2,000万人の会員がいるとのことなので、今後、道路ユーザーの意見を集約して頂いて、行政・政策への協力を求めたい。
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委員
3ルートをうまく活用してほしい。トンネルは本来無料開放ということだったが、維持管理有料となったという背景がありますが、料金についてもバランスよく使えるように工夫してほしい。
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委員
事業主体についてはこれからだと思うが、事業スキーム、海峡架橋の特殊性についてもイノベーションを踏まえてしっかりと議論・検討を進めてほしい。
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委員
関門橋や関門トンネルができた昭和30年代、40年代と現在の福岡の位置付けが変わっている。博多や大宰府などアジアの中での都市としても急成長している福岡を日本としてどう考えるのか?という観点も踏まえて「下関北九州道路」の役割を検討してほしい。
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委員
都市計画決定した段階での道路の役割と今後検討される道路の役割について整合性をとった上で議論を進めてほしい。また、交通需要に関しては、平成8年から横ばいになっているが、橋とトンネルというボトルネックで伸びてないという見方もできる。誘発される交通もあるかもしれない。それがどれくらいあるのか?という分析も必要で、それを踏まえた地域活性の方法を検討してほしい。

委員からの意見が出きったところで、部会の下に「本州・九州連携小委員会」の設置を承認した上で、 朝倉部会長がとりまとめて、閉会となりました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

参照元(一次情報)