ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは!

今回は本日2023年7月4日に、高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第56回国土幹線道路部会」が開催されましたので、内容をご紹介したいと思います。

前回の「第55回国土幹線道路部会」が開催されたのが、2023年5月26日でした。内容は以下でご紹介いたしました。

【2023年5月26日】高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第55回国土幹線道路部会」が開催されました!

今回は、「広域道路ネットワークについて」、「高速道路料金について」がテーマとなっています。

  広域道路ネットワークについてについて
  1.新たな国土形成計画の検討状況(報告)
  2.広域道路ネットワークのあり方
  3.高規格道路の手続き

  高速道路料金について

1.新たな国土形成計画の検討状況(報告)

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

検討状況について事務局から報告と説明がありました。全国計画の議論は固まってきているとの事です。

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

2.広域道路ネットワークのあり方

第56回国土幹線道路部会資料より

事務局から説明がありました。

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

3.高規格道路の手続き

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

4.高速道路料金について

第56回国土幹線道路部会資料より

ここでは大きく5つの内容が議題にあがりました。

  • 料金水準の見直しについて
  • 首都高速の料金改定(R4.4)後の交通状況
  • 近畿圏料金改定(H29.6)後の交通状況
  • 近畿圏の交通状況の課題
  • アクアラインの通行料金について
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より
第56回国土幹線道路部会資料より

5.今後の進め方

第56回国土幹線道路部会資料より

国土交通省道路局からの説明の後に委員からの意見ヒアリングとなりました。

国土形成計画の検討状況に関しては、地域生活圏の議論(非常時(ライフライン)の切込みが弱い)が進んでいないのではないかとの意見がありました。

広域道路ネットワークに関しては、大都市より過疎地域の整備が大切という表現にするべきなのではとの意見がありました

高規格道路の手続きに関しては、道路整備を行うことでで二酸化炭素の削減実現が進むが、マイカーが便利になっていることもあり、公共交通機関の利用促進をどのように表現していくかが重要との意見がありました

全国各地の高規格道路が老朽化している今、無料化するのはかなり難しいのではないかとの意見もありました。

高規格道路の建設は大切だが、ドライバーが休める施設の整備も必要との意見もありました。

高速道路の料金については、アクアラインのロードプライシング効果に期待し、効果が出れば他の道路にも適用すべきとの意見がありました。

アクアラインのロードプライシングについて実験段階ではあるが、本格的な導入となった場合は、急激な料金変化は避けるべきとの意見がありました。理由としては、周辺インターにて料金調整の混雑や、利用者の不満が発生する可能性があるためとのことです。

起終点の料金体系について、利用者の認知度を調べるだけでなくて、効果的な周知方法を模索するべきとの意見がありました。

平日朝夕割、深夜割など多くの割引があり、今何の割引があり、何の割引がないのかわからなくなってきているので、「割引」という言い方を無くすべきなのではないか。という意見もありました。

今後、他の高速道路でロードプライシングの実験を行うとしたら、市区町村と連携し、いくつかの割引パターンを準備して実験を行うのはどうかという意見がありました。

その他、多くの意見が出ていました。今後、さらなる議論を重ね、まとめていくのかと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。