ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、高速道路の深夜割引の見直しについて2026年4月3日の国土交通大臣の定例会見にて言及がありましたので、ご紹介したいと思います。

まずは、深夜割引の見直しについて過去の流れを時系列で振り返ります。

2024年7月12日、NEXCOから「深夜割引」について令和6年度末頃(2024年度末頃)に見直し予定と発表されました。

しかしながら、2024年12月25日、「深夜割引の見直し」を2025年7月頃へ延期するとNEXCOから発表されます。

さらに、2025年5月28日、2025年4月6日~7日にかけてNEXCO中日本にて発生した「ETCシステム障害」を受けて「深夜割引の見直し」の開始時期を再度延長するとNEXCOから発表されました。(開始時期未定)

その後、2025年10月29日、「深夜割引の見直し」の 運用開始時期は令和8年度以降に延期するとNEXCOから発表されました。

そして、直近では、2026年3月3日、NEXCOから「深夜割引の見直し」に関するシステム整備状況について進捗状況の報告がありましたが、具体的な運用開始時期については言及がありませんでした。

このような経緯の中で、2026年4月3日に開催された国土交通大臣の定例会見にて記者からの質問に回答する形で、金子国土交通大臣から「深夜割引の見直し」について言及がありました。(※ 原文ママ)

(記者)

高速道路の深夜割引について、1年前、NEXCO中日本がまやかした件がありますよね。

バーが開かなかったとか、あれは昨年の4月ですから1年が経ったということですが、あの頃から高速道路の深夜割引の部分の見直しを非常に問うていたわけですが、いったんそのシステム障害もあって取り下げていたものの、また今年に入って道路会社のサイトでルール見直しをやりたいということでネットにあげていると。

この中で一番肝になっているのが、深夜割引の時間帯を見た目では3時間程伸ばしているということですけども、実態面でいえば御案内のとおり、これまでは入ってしまえばどこまでいっても割引3割ですかね。

通用すると。

ここをやらないということで、大臣も御案内のとおり、中小零細の業者の人たちからするとコスト削減が迫られている中で、これは事実上の改悪であると、是非取り下げてほしいという声をたくさん聞いています。

それから、これも政策のとおりですが、御案内のとおり、2026の改正物流効率化法がまさしく動いていると。

それから、運転手さんの担い手不足を解消するために、例えば荷物の積み下ろしをさせない、それから入庫待ちもさせない、これから色々なことをやっていかなければいけない。

一方でDX、ITもやれと言われていますし、そのような圧もかかっている。

からすると、今回の事実上の深夜割引の改悪というのは、一旦ルールを見直すか、もしくはその導入時期を遅らせる、この夏と言われていたのが1年遅れているわけですけれども。

是非その辺の国として検討していただきたいと思うのですが、お考えがあれば是非お願いします。

(大臣)

荷待ち・荷役時間については、令和2年度と令和6年度を比較すると、約3時間のまま横ばいとなっています。

このため、今年4月から全面施行された改正物流効率化法に基づく取組をしっかりと進めることで、日頃から大変な思いをされているトラックドライバーの皆さまの荷待ち・荷役時間を短縮し、労働環境の改善を図っていく必要があります。

他方、高速道路の深夜割引は、割引時間帯に少しでも走行すれば、全体の料金が割引となることから、いわゆる一般的な荷待ちとは異なり、0時前後の料金所前において、待機車両の滞留が顕著となっており、走行車線の著しい渋滞や運転者等の労働環境の悪化といった問題が、他方発生しているのは御案内のとおりだと思います。

このため、物流事業者の労働環境の改善の観点から、割引適用時間帯の走行分のみを割引の対象とする、併せて、割引適用時間帯を4時間から7時間に拡大し、長距離を利用した場合に料金を減額する制度を拡充することとして、高速道路会社において、令和8年度以降の運用開始に向けてシステム整備作業等に取り組んでいます。

国土交通省としては、運用開始後の交通状況などを確認しつつ、高速道路会社と連携して、物流事業者など利用者の御意見を伺いながら、高速道路がより利用しやすい料金体系となるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。

まさにその時間に適用されるように、行列ができている状況はやはりよろしくないと思っていますので、そういう意味では我々も改善をする1つとして、このようにするということですので、御理解いただければと思います。

(記者)

理解できません。

金子大臣の本音を伺っておきたいと思って事務方ではなく、大臣にこうやって質問差し上げています。

今回の改正というか改悪は真夜中にトラックを走れよと。
皆さん夜中の1時、2時に走りたいですか。
誰だって深夜に眠たい時間に走りたくはない、そういうところを是非目を向けていただきたい。

それから滞留対策というのは本来、やっていますけれども、サービスエリア、あるいはパーキングエリアの大型車の駐車マスを増やす。

それからこれは御案内のとおりですけれども、トラックの運転手が求めているのは、トイレと簡単な食事と、それから寝られるところ、この3つがあれば。特に道路会社が延滞にもはや走っていると。

立派な高速道路、サービスエリアがたくさんできていますが、金儲けが先にでていってしまって、職業ドライバーさんのことを全く考えていない。

皆さん是非午前1時、2時に毎日走ってください。
どんなに辛いかということがわかると思います。
これだけお伝えしておきたいと思います。

(大臣)

おっしゃることは理解できます。

今おっしゃったような、サービスエリア等の大型車両の駐車スペースについての確保は、今、鋭意努力をしています。

また、一般車と大型トラックの棲み分けという意味で、深夜運転されるドライバーの方は大変だと思いますけれども、その分スムーズに物流ができるという観点もあります。

そういう意味では、もちろん深夜に働かれて、その間お休みになる時間も作っていかなければならないですし、働き方改革の中で、その点については我々も工夫をしながら、これからやっていかなければいけないと思っています。

おっしゃることはよくわかります。

私も深夜毎日走れと言われても、家庭をお持ちの方もおりますし、昼間割引をやった時にどうなっていくかということも含めて一般道あるいは高速道路を上手に利用していただいて、2つに分かれていくように、一方に偏っていくとなかなか厳しい状況があると思うので、そのことも含めて、御意見をいただいていることは承知していますし、そのことも受け止めながらこれから改善に向けて努力をしていくつもりです。


国土交通省として、深夜割引の見直しの方向性には変わりないようです。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

参照元(一次情報)