協同組合や物流系企業でETCカードの運用担当をしている方、こんにちは!
今回は、新型コロナウィルスによる高速道路の交通量についてお話したいと思います。
新型コロナウィルスによって緊急事態宣言が出され多くの方が自粛生活を余儀なくされたかと思いますが、高速道路の交通量にどの程度影響を与えたでしょうか?
2020年6月12日に国土交通省から、2020年2月1日~2020年6月6日の対前年比の高速道路の交通量増減が以下のように発表されています。

資料によると、全体では、緊急事態宣言が出される前から徐々に交通量が減少し、宣言が出されると一気に減少し、4/25~5/6のゴールデンウィークが底となって徐々に回復しているということが分かります。
「NEXCO+本四」 では、緊急事態宣言が出された週が対前年比で約75%、 4/25~5/6のゴールデンウィークに約30%となり、先週には、緊急事態宣言が出された週と同じ約75%まで回復しています。
物流のメインである大型車にしぼると、緊急事態宣言が出される前は、対前年比で90%以上だったのが、緊急事態宣言が出されると80%台へ減少し、現時点でもまだ90%までは戻っておりません。ただ、一般車両に比べると減少幅はかなり抑えられています。
4/25~5/6のゴールデンウィークは、一般車両と大型車で逆の動きになっているのが印象的です。
全体では、一般車両の首都高速、阪神高速より「NEXCO+本四」の減少幅が大きいことから、一般車が、近距離利用より長距離利用を大きく控えたことがうかがわれます。
以下、日別の資料でみると、ゴールデンウィークを底に徐々に交通量が回復していることがわかります。

新型コロナウィルスによる高速道路の交通量増減はこのような感じになっています。参考までに。