ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、「二輪車のナンバープレート様式見直しと希望ナンバー制導入」についてご紹介したいと思います。

結論から書くと以下の内容となります。

  • 二輪車のナンバープレートが「新様式」へ
  • 二輪車の「希望ナンバー制」を導入へ
  • 導入時期は、令和8年度(2026年度)が目途

具体的な中身について詳しく書く前に、現状の二輪車のナンバープレートの概要をまとめると以下のような状況となっています。

二輪車のナンバープレートの現状

  • 排気量125ccを超える二輪車はナンバープレートの表示義務あり
  • 小型二輪と軽二輪でサイズは同一であるが様式が別々
  • 地域ごとの同一番号(4桁番号)が近い将来払底する見通し
  • 分類番号の桁数が少ないため「希望番号制度」の導入が見送られてきた

上記のような現状を踏まえ、2023年5月に国土交通省において「二輪車のナンバープレートの様式の見直し及び希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ」が設置されて議論が進められてきました。

そして、2024年3月19日に「第4回検討会」が開催され、今後のスケジュールとワーキンググループのとりまとめ(案)が議論されました。

議論された内容についてご紹介します。

ナンバープレートの「新様式」について

二輪車の設計・製造への影響を考慮し、プレート自体のサイズは変更しないこととし、それを前提として考ええる複数の案を比較しながら検討が行われました。

結果、長期にわたる運用が可能であり、数字4桁の視認性が確保され、プレートの金型変更への影響や関係するシステムへの影響が比較的少ないという観点から、以下の様式が適当であるとされました。

国土交通省の資料より

二輪車への「希望番号制度の導入」について

ナンバープレートの様式を見直すことにより、同一番号の払い出し能力が拡大されるため、かねて二輪車ユーザーの要望が多かった希望番号制度を導入する条件がそろうため、ナンバープレートの新様式の導入にあわせて、二輪車への希望番号制度を導入することが望ましいと結論づけられました。

また、希望番号の申込フローは、四輪車と同様のフローにより運用し、特に人気が高い一部の番号は抽選対象とすることが適当であるとされました。

導入までのスケジュールは?

関連システムの改修期間は1年間が目安となり、自動プレス機の導入は2年~2年半ほどを要する見込みとのことで、関係省令・通達等の改正作業については、1~2年程度の作業期間が確保できれば十分対応が可能ということを踏まえ、今後、2年~2年半の準備期間をおいて、令和8年度に新様式のナンバープレートと希望番号制度の導入を行うことが適当であるとされました。

国土交通省の資料より

まとめると、

  • 二輪車のナンバープレートが「新様式」へ
  • 二輪車の「希望ナンバー制」を導入へ
  • 導入時期は、令和8年度(2026年度)が目途

ということになる見込みです。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。