ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、高速道路のSA・PAの「大型車駐車マス」拡大についてNEXCOから2023年の実績と2024年の予定が発表されたのでご紹介したいと思います。

近年のEC市場の拡大やニーズの多様化、多頻度・小規模運送の増加等により高速道路の物流輸送量が増加しているといった背景から、平日夜間の大型車駐車エリアを中心とした混雑が顕在化している状況です。

そうした状況から、日本高速道路保有・債務返済機構と道路会社4社が6回にわたって検討会を実施し、高速道路のSA・PAの整備方針について、2023年12月26日に「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する整備方針」として策定されました

【2023年12月26日】「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する整備方針」が策定されました。

上記を踏まえ、NEXCO3社は以下の対策を進めています。

  • 短期的な対策として、敷地内でのレイアウト変更等により大型車駐車マスを拡充
  • 敷地内での対策が難しい箇所では、中長期的な対策として、SA・PA隣接地の拡張やSA・PAの新設等を検討
  • 令和6年度より、複数縦列式(コラム式)や駐車場の立体構造化の導入に向けた検討に着手

その結果として2023年の実績と2024年の予定がNEXCO3社から2024年4月2日に発表されました。

大型車マスについて、2023年度は630台拡充、2024年度は560台拡充(予定)

  • 2023年度は既存エリア内での小型車マスから大型車マスへの描き換えなどにより、全国49カ所のSA・PAにおいて、大型車マス約630台の拡充が完了
  • 2024年度には全国34カ所のSA・PAにおいて約560台の大型車駐車マスの拡充を進める予定
NEXCOのプレスリリースより

当初の予定通りに進んでいるようですが、利用者に対しても以下のお願いを引き続きしています。

  • 長時間駐車はご遠慮いただくなど駐車場の適正な利用
  • 車種ごとの駐車マスの利用

一気に解決は難しいかと思いますが、解決に向けてうまく進むことを願っています。