ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、全長31kmの「東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)」の開通に向けての動きがありましたのでご紹介したいと思います。

東関東自動車道水戸線(東関道)は、重要港湾群(鹿島港、茨城港)や国際拠点である成田国際空港・茨城空港へのアクセス向上や常磐自動車道、国道51号の災害時の代替路線の確保を図るとともに、北関東地域と東関東地域の連携交流の促進に寄与する事業です。
潮来IC~鉾田IC間の延長30.9kmについては、平成29年3月に有料事業許可がなされ、常総国道事務所と東日本高速道路(株)の合併施行方式で整備を行っています。
「 東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)」の詳細については、以下の国交省の常総国道事務所のサイトをご参照下さい。
2024年6月28日に国土交通省、茨城県、NEXCO東日本にて「東関道水戸線(潮来~鉾田)事業連絡調整会議(第6回)」が開催されました。
早期開津実現のために、引き続き、令和7~8年度の開通を目指して、工事推進を図っているとのこと。

事業の進捗状況

- 交差道路における跨道橋、横断函渠等の施行が概ね完了し、現在、電力線等の支障物件の本移設を実施中
- 全工区での支障物件移設箇所92カ所のうち、令和6年度以降は残り31箇所の移設が必要
- 引き続き、事業工程に影響しないよう、管理者と密に連絡を取りつつ調整を進める
- 令和5年度以降は土工事を主体に施工を実施
- 軟弱地盤対策工が必要な区間は、沈下促進のために盛土載荷工法を実施するとともに、円弧すべり対策及び砂質土層の液状化対策として法尻部に深層混合処理工法等を実施
- 盛土載荷工法を行う場合、地盤状況によって沈下収束に要する時間が異なるため、事業工程に影響しないよう、沈下状況を確認しつつ施工を進める
- 令和3年4月に任意契約を締結したが、引き渡し期限を過ぎても引き渡しがなされない土地が存在
- 当該地権者を相手に土地売買契約の不履行について契約の履行を求め、裁判所へ提訴し、係争中
休憩施設について

- 令和5年9月に行方PA(仮称)の設計用地説明会を開催し、同年12月に用地幅杭を完了
- 令和6年1月から用地測量、調査を開始し、順次用地買収に着手
- 行方PA(仮称)は、東関道水戸線(潮来~鉾田)の予測交通量から必要な駐車台数を確保した駐車場を整備予定
- 上り線駐車場37台、下り線駐車場37台
- 駐車場の他、PAに必要なトイレを整備する予定
一日でも早い開通が望まれますが、どうか安全に事故が無く工事が進んでほしいです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。