ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、高速道路の「休日割引」の適用除外がどんどん広がっているというお話をご紹介したいと思います。

「休日割引」の適用除外は令和4年度から始まり、適用除外日は「GW・お盆・年末年始」でした。

その後、令和6年度から適用除外日に「シルバーウイーク」が追加されました。

そして、まだ本記事執筆中は「決定」ではありませんが、令和7年度以降からは、適用除外日に「その他の3連休」が追加される見込みです。

2025年1月15日に開催された高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第67回国土幹線道路部会」にて

R7年度~、3連休等の適用除外など、さらなる見直しを検討

という内容が出ていました。

「第67回国土幹線道路部会」 の資料より

NEXCOから「休日割引の適用除外の前後比較」の資料が出ていました。

  • GW・お盆・年末年始においては、休日割引の適用除外による渋滞量の減少傾向がみられる
  • SWにおいては、適用除外後に渋滞量が微減

と令和4年度から適用除外した「GW・お盆・年末年始」も令和6年度から適用除外に追加した「SW」も渋滞量が減少していると資料には記載されていますが、「SW」については台風の影響もあり結構微妙な内容ですね。。。

「第67回国土幹線道路部会」 の資料より

実際、「GW・お盆・年末年始」と「シルバーウイーク」、それに「その他の3連休」は通常の土日と比べてどれくらい混雑しているのでしょうか?

休日割引の適用除外をした時期での比較ですが、
「GW・お盆・年末年始」は約1.4倍、「シルバーウイーク」は約1.3倍、「その他の3連休」は約1.2倍の交通量となっています。

「第67回国土幹線道路部会」 の資料より

「休日割引の適用除外」がどこまで影響しているんですかね。。。

休日割引の適用除外ですが、国土幹線道路部会の「中間答申(令和3年8月4日付け)」において、繁忙期を中心に激しい渋滞が発生している状況や、観光需要を平準化する取組も進められている状況を踏まえ、繁忙期等の交通の集中が見込まれる時期等においては、渋滞の激化を避けるため、休日割引を適用しないことについて検討する必要があるとされていることを受けた国土交通省からの依頼により道路会社にて実施するものとなっています。

最終的には「休日割引」はなくなるのでしょうか。。。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


(2025.03.14追記)

正式に令和7年度以降、高速道路の「休日割引」の適用除外に「3連休」が追加されることがNEXCO3社から発表がありました。