ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2023年3月27日から見直された「高速道路での障害者割引制度」と地方の有料道路などで導入が進んでいる「ETCX」についてご紹介したいと思います。
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「高速道路の障害者割引」は、通勤や通学、通院などの日常生活で有料道路を利用する障害者の自立と社会経済活動への参加を支援するため、全国の有料道路事業者で統一的に実施している割引制度です。
これまでは事前登録された自家用車に限り割引が適用されていましたが、2023年3月27日から事前登録がない自動車でも割引の適用対象となりました。
事前登録がないクルマを利用する場合、料金所で一旦停止したうえで、係員が障害者手帳の記載事項と本人の同乗の確認などを行うとのこと。
今回、障害者割引の対象となる方を同乗して高速道路を利用する機会があったので、障害者手帳を見せる形式での「障害者割引」を受けた上で「ETCX」を利用したらどのようになるのか?実行してみました。
結論としては、
問題なく50%割引を受けた上で「ETCX」を利用できました
一旦通常料金を処理した上で、それを取り消し、割引料金を決済するという流れになりました。「ETCX」のマイページを確認すると、以下の画面のように、一旦通常料金の200円を取り消し、割引料金である100円の決済が行われています。(これが通常の処理なのか、ETCXで障害者割引を受けるケースが稀で料金所のスタッフの方が慣れていないのかはわかりませんでした)
ちなみに、「2023/04/29 15:06」に関しては、決済システムに障害が発生しており、「ETCX」が利用できなかったので、現金決済となりました。
以下、「ETCX」のホームページにて障害発生のお知らせがでていました。発生日時の「2023年4月29日(土)14:50~15:15」にちょうどあたったようです。
「ETCX」では、マイページにてPDFの「利用証明書」が発行できるのですが、こちらでもWEB上と同じように、一旦通常料金の200円を取り消し、割引料金である100円の決済がされていました。
当たり前ですが、現金払いの分は「ETCX」のマイページには表示されずに、料金所にてレシートをもらっています。
「ETCX」については、以下をご参照下さい。
ETCで高速道路以外の料金が払える新サービス「ETCX」をご存じですか?
2023年3月27日から事前登録がない自動車でも「障害者割引」の適用対象となるように見直しがされましたが、これとあわせて「オンライン申請」が導入されました。
「オンライン申請」の利用には、本人確認のためマイナンバーカードとマイナポータルへの登録が必要となります。オンライン申請が利用できない人のため、福祉事務所などによる申請受付も継続するとのこと。
「有料道路における障害者割引制度の見直し」については、2023年2月10日に各道路会社より発表されています。詳細は以下をご参照下さい。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。