ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2025年4月6日~7日にかけて発生したNEXCO中日本の「ETCシステム障害」に対して設置された「広域的なETCシステム障害発生時の危機管理検討委員会」にて2025年6月23日に「再発防止策」と「危機対応マニュアル」の案が了承されたことは以前お伝えいたしました。
その中で、「約款の見直し」が方針として出ていましたが、その後どうなったのかについてご紹介したいと思います。
約款の見直し方針
「約款」については、
- 料金徴収が困難な場合は、料金徴収をしないこと
- 瑕疵(責任)の範囲に、システム障害を含めること
- 損害が発生した場合は、賠償の対象になること
などの記載を追加する方針とのこと。

その後、約款に変更が加えられ、2025年7月1日から改正された供用約款が適用となっています。

道路整備特別措置法において、告示にて「料金を徴収しないこととされている車両」があります。これにETCカード利用可否判定異常、無線通信不能、料金テーブルの改ざんなどが発生し、円滑な料金の徴収が困難となった場合についても料金を徴収しない車両の対象を含めるようにしなければいけませんが、こちらについても2025年7月9日に国土交通省から新しい告示が出ています。

ということで、「再発防止策」の中で触れられていた「約款の見直し」ですが、しっかりと改正されています。最新の供用約款は以下からご確認ください。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。