ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、2026年06月10日に、高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第72回国土幹線道路部会」が開催されましたので、内容をご紹介したいと思います。

前回の「第71回国土幹線道路部会」が開催されたのが、2026年1月21日でした。内容は以下でご紹介いたしました。

今回の部会のアジェンダは以下となっています。

  • 日本バス協会へのヒアリング
  • 中間答申(2021年8月)を踏まえた料金施策の対応状況について

道路局長からアジェンダに関した説明があり、その後、報告と議論に進みました。

日本バス協会へのヒアリング

第72回国土幹線道路部会の資料より

日本バス協会からの要望

  • 現行料金の維持
  • 大口多頻度割引などの各種割引制度の維持

全国各地の交通ネットワークを維持していくため、厳しい経営状況にあるバス事業者の負担増とならないよう、引き続きのご配慮をお願いしたい。とのこと。

中間答申(2021年8月)を踏まえた料金施策の対応状況について

第72回国土幹線道路部会の資料より

NEXCO3社を代表して、NEXCO中日本の担当者から中間答申以降の割引など料金に関する取り組み状況についての説明がありました。説明があったのは、

  • 休日割引
  • 平日朝夕割引
  • 深夜割引
  • 大口多頻度割引
  • マイレージ割引
  • 混雑等に応じた柔軟な料金導入に向けた状況

で、各割引ごとに概要、効果、課題、現在の取組み、見直しの方向性についての説明がありました。

委員からの意見

主な委員からの意見をご紹介します。

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委員
休日割引について、周遊パスの活用へシフトを検討しているとのことだが、現状はユーザーにとってわかりずらい。活用拡大するなら整理する必要がある。
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委員
現状は、ETC2.0に対応した料金がほぼなく、有効に機能していない。ETC1.0を前提にしたフリーフローを増やしていくのがいいのか?
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委員
大口・多頻度割引の10%拡充分にて、国費が一部充当されているとのことだが、実際にどの程度、国費なのか?
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委員
首都圏の激変緩和は、10年もやっている。いくらくらい減収になっているのか?圏央道の西側、京葉道路は混んでいるので高くすべきでは?ネットワークの有効活用を議論してほしい。
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委員
マイレージ割引の認知度がうすい。割引の大きさの割に登録数が低く、使いようによっては行動の誘導が可能なのではないか?もっとアピールすべきでは?
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委員
高速道路料金はどう決まっているのか?誰が決めているのか?説明責任がある。償還主義、公正妥当主義がある一方で、会社法では、道路交通の円滑化がある。3つの話をどうやってバランスをとっていくのか?を議論する必要がある
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委員
1973年以来、プール制を導入した経緯から
車種間、公正妥当性について議論していない。当局として、ここまでいったら公正妥当性を満たしていないと判断するというような規制する議論をするタイミングだ
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委員
現在、課金システムの改修が行われているが、どういう想定をしてやっているのか?割引制度なしや事後精算にするなどの検討はされているのか?
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委員
料金徴収するためにかかっているコストについても今後は議論したい。

今回は、NEXCOの収入と割引の比率についての回答があり、かなり割引の比率が高いことを知った。NEXCOはもっとデータを出してほしいと思う。

  • 2006年度:料金収入が約2.5兆円、割引が約0.5兆円
  • 2023年度:料金収入が約3.3兆円、割引が約0.85兆円

そして、大口・多頻度割引の10%拡充について

  • 2014年度:ほぼ全額が国費
  • 2023年度:600億円中78億円が国費

首都圏の激変緩和についても全体で400億円くらいの減収になっているとのことで、部会での議論を聞いていると、割引が複雑になっている中で、料金という指標だけで、多様なニーズに対応するのは不可能だと思った。

各割引に対するNEXCOの見直し方針などについては、情報量が多いので、改めて個別記事として書きたいと思います。

委員からの意見が出きったところで、 朝倉部会長がとりまとめて、閉会となりました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

参照元(一次情報)