ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2024年11月11日に第2次石破内閣が発足したことに伴い、高速道路行政を担当する国土交通大臣が変更になったことをご紹介したいと思います。
前任の斉藤鉄夫氏は公明党代表となり、新任は同じ公明党から中野洋昌氏が任命されました。
2012年12月26日発足の第2次安倍内閣から今回まで、国土交通大臣はすべて公明党から任命されています。
斉藤前国交相は、清水建設出身でしたが、新任の中野国交相は、国交省で約10年間勤務、課長補佐時代に退官し、2012年の衆院選で初当選、現在当選5回の衆議院議員です。

2024年11月12日に大臣就任会見がありましたので、一部ご紹介します。
(大臣)
昨日、第二次石破(いしば)内閣で国土交通大臣を拝命しました公明党衆議院議員の中野(なかの)洋昌(ひろまさ)です。よろしくお願いします。
私、元々、2012年初当選ではありますが、その前に2001年入省ということで、国土交通省でも10年間仕事もさせていただき、様々運輸分野や建設分野、いろいろなところで仕事に従事させていただきました。
今回、改めて大臣として就任をさせていただき、非常に国民の命と暮らしの安全・安心に直結する重要な分野ばかりですので、しっかり身を引き締めて職務に邁進をしていきたいと思っていますので、皆さまどうかよろしくお願いします。
(記者)
国土交通大臣就任にあたって、今後の抱負と重視して取り組みたい分野についてお聞かせください。
(大臣)
先ほども少し冒頭でお話させていただきましたが、国土交通分野は陸・海・空にわたり、非常に広範な分野を所管しています。
また、様々な分野が命と暮らしを守る、地域の経済を支える、地域の生業(なりわい)を支える、このようなところに直結する分野ですので、しっかり気を引き締めて任務を遂行していきたいという思いです。
まず、令和6年能登半島地震や各地を襲った豪雨、大規模自然災害が様々ありました。この復旧・復興について、国土交通省の総力を挙げて、まずは全力で対応していきたいと思っています。
特に力を入れていきたい分野として、3点申し上げます。
1点目は、国民の安全・安心をしっかり確保していくことです。
防災・減災、国土強靱化の推進、「流域治水」の加速化・深化、TEC(テック)-FORCE(フォース)の機能強化等を着実に進めていきたいと思います。
また、安全ということで運輸分野の総合的な安全対策や通学路等の交通安全対策、バリアフリー社会や若者・女性を含む共生社会の形成についても推進していきたいと思います。加えて、海上保安能力の強化にもしっかり取り組みたいと思います。
2点目は、持続的な経済成長をしっかり実現していく、これを支えていくことです。
そのためには、戦略的・計画的に社会資本整備を行っていく、その中でGX・DXも推進していくことです。また、働き方改革等を通じて建設業や物流業等における担い手の確保をしっかり進めてまいります。また、生産性の向上も進めていきたいと思います。またインフラの海外展開も推進していきたいと思います。
3点目は、総理もおっしゃられています「地方創生2.0」の推進をしていくことです。
これは、持続可能な観光立国の実現、二地域居住の拡大に取り組んでまいります。また、賑わいのあるまちづくりや、安心して暮らせる住まいの確保、「交通空白」の解消等に向けて地域交通のリ・デザインの全面展開をしっかり推進していきたいと思います。
様々重要課題がありますが、しっかり現場の声に耳を傾けることが大事だと思いますので、国土交通省の総合力を最大限発揮して、しっかり的確に対応していきたいと思います。
国交省出身の方が国土交通大臣になるので、分野にもよるかと思いますが、国土交通省の行政には詳しい方だと思います。今後注目したいと思います。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。