ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
マスメディアやYahoo!ニュースでも大きく取り上げられていたのでご存じの方も多いかと思いますが、2025年4月26日に栃木県内の高速道路(東北道)上で「逆走事故」がありました。
※ 10台が絡む事故で3人死亡、3人重傷、8人軽傷となりました
これを受け、2025年5月9日に栃木県警察本部主催の「逆走対策担当者会議」が開催されたので内容をご紹介したいと思います。
会議の参加者は、栃木県警察本部、栃木県、NEXCO東日本となっています。
2015年12月から国土交通省が開催している「高速道路の逆走対策に関する有識者会議」では、高速道路での逆走対策に関し、「2029年までに逆走による重大事故ゼロ」という目標を掲げていることを以前ご紹介しました。
今回の事故を受け、NEXCO東日本は緊急対策として以下の対応をしたと報告されました。
- 右折誘導看板の設置
- 電光右折誘導版の設置
- 路面矢印の追加
- 仮設ガードレールの設置

今回の会議では、上記の対応以外について早期の取り組む各々の対策内容を共有し、実施について確認されました。
現在、国土交通省では、逆走対策として、DX技術の進展、スマートフォンの普及、道路管理設備の充実といった変化を踏まえ、それらを活用した新規技術公募を検討しています。
大きな方向性として
- 路車連携による逆走車両の検知とカーナビ、スマホへの警告
- 逆走車自身が逆走を検知しカーナビ、スマホへの警告
というテーマがあがっており、今後検討されるテーマとして
- 自動運転技術を活用した逆走検知と自動制御
があげられています。
高速道路での逆走は、重大事故につながるケースが多く、逆走を防ぐ仕組みが1日でも早く導入され、被害がなくなることを願っています。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。