ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、少し前にご紹介していた社会資本整備審議会内の国土幹線道路部会で議論されている「今後の高速道路料金の在り方」について、今夏にも取りまとめられる「中間答申案」が判明したとの報道がありましたのでご紹介したいと思います。

「国土幹線道路部会」は、国土交通大臣から2020年10月19日に諮問された「持続可能な高速道路システムに関する制度等について」について、諮問関係、料金体系に関して評価をしたうえで、各関係団体へヒアリングを行い、それを踏まえ、論点整理・骨子(案)を作成して、最終的には、2021年夏を目途にとりまとめ(中間答申)を行う予定としています。

現在、「国土幹線道路部会」は国土交通大臣から何を諮問されているのか?

2065年に延長した償還期限の延長もしくは、高速道路の永久有料化を踏まえた上での料金体系の構築を目指したうえで、混雑や利便性を考慮したダイナミック・プライシングの導入や各種割引制度の更新があるかもしれないと個人的には予想していましたが実際はどのようになったでしょうか?

以下、時事通信の報道です。

混み具合に応じ料金変動=休日割は繁忙期対象外―高速道で中間答申案・国交省審議会 – 時事通信社

 高速道路料金の在り方について、社会資本整備審議会(国土交通相の諮問機関)が今夏にも取りまとめる中間答申案が17日、判明した。大都市圏での渋滞緩和のため、混雑状況に応じて料金を変動させる制度の本格導入を提言。全国を対象とした休日割引は渋滞激化の回避に向け、繁忙期は適用しないことを打ち出した。国交省は答申を受け、制度改正に着手する。
 渋滞対策としての料金変動制は、東京五輪期間中に首都高速道路で実施される。マイカーは日中に1000円が上乗せされ、深夜は通常の半額となる。答申案はこれを参考にして、大都市圏の主な渋滞発生区間を対象に、時間帯や曜日を区切って導入するよう要請。情報通信技術(ICT)を活用し、混雑状況に応じて一定時間ごとに機動的に料金を変動させる仕組みの実現を求めた。
 国交省は実際に、東京と神奈川の都県境にある中央自動車道の小仏トンネルや、東京湾アクアラインで試行する方針。まずは休日などに料金変動制を実施する。
 答申案には、割引制度の見直しも盛り込まれた。大型連休やお盆などの渋滞激化を避けるため、繁忙期の休日割引適用を除外。代わりに観光周遊を促す割引の拡充を提案した。午前0~4時の深夜割引は、料金所前で適用開始を待つトラックの渋滞を生み出していることを踏まえ、前後の時間帯に拡大した上で割引率は段階的に設定する方向性を示した。
 高速道をめぐっては民営化時、2050年に建設費の償還を終え、無料化する予定だった。しかし、中央道の笹子トンネル(山梨県)で12年に天井板崩落事故が発生。更新などの費用を賄うため、無料化の時期を65年に遅らせることが決まった。答申案は、維持管理の財源は引き続き必要であることに加え、自動運転など次世代技術に対応したサービスの提供も見据え、さらなる料金徴収期間延長は「妥当」と結論付けた。

報道にある「中間答申案」は、おおむね、個人的な予想通りという感じですが、大きなポイントをまとめると以下の通りです。

【大都市圏料金】
  ・混雑状況に応じた料金を本格導入
  ・時間帯や曜日を区切って実施
  ・将来的には一定時間ごとに変動する機動的な料金を実現
  ・小仏トンネル(中央道)、東京湾アクアラインで試行方針

【割引制度】
  ・「休日割引」は繁忙期に適用せず、観光周遊を対象に拡充
  ・「深夜割引」は時間帯を拡大し、割引率を段階的に設定

【料金徴収】
  ・2065年までの徴収期間のさらなる延長は「妥当」

2021年7月18日(現時点)では、国交省、NEXCOからのプレスリリースはでておりません。

ダイナミックプライシングの導入、休日割引、深夜割引の制度変更、料金徴収期間の延長が大きなポイントのようで、報道の内容の中には、協同組合様が一番気になるであろう部分、「大口・多頻度割引」に関する変更は含まれていませんでした。(ただ、実際に本当に含まれていないか詳細を確認するまでわかりません)

後日、詳細が国交省から発表されるかと思いますが、取り急ぎ、わかっている情報を共有させていただきます。