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先日から詳細をお伝えしておりました「社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会」における「持続可能な高速道路システムの構築に向けた制度等のあり方について」について『中間答申』がとりまとめられ、国土交通省から資料が公表されたとプレスリリースがありました。
社会資本整備審議会 道路分科会 国土幹線道路部会 中間答申の公表について – 国土交通省
「中間答申」は、基本的には2021年7月26日に出された「中間答申(案)」とほとんど同じですが、文言の修正、追加などが入っていました。
割引に関する部分での修正点ですが、中間答申のポイントの「車種区分のあり方」の部分で、以下のような文言変更がありました。
占有者負担、原因者負担、受益者負担の考え方により、公平な車種区分について検討(二輪車と軽自動車の諸元の差が拡大傾向)
「中間答申(案)」 より
占有者負担、原因者負担、受益者負担の考え方により、二輪車と軽自動車のみではなく、普通車から大型車・特大車までの公平な車種区分について検討
「中間答申」 より
つまり、車種区分については、二輪車と軽自動車だけでなく、全体的に見直しを検討するという内容に修正されています。これは前回の国土幹線道路部会にて委員から指摘されていた部分だったのでそれを反映したものになっていました。
また「中間答申」の中身の部分では、「休日割引」の部分で以下の文言が追加されていました。
友人や親族の訪問に合わせた観光についても、一定の需要があることに留意する必要がある。
「中間答申」より
そのほかに関してはおおむね「中間答申(案)」の内容が反映していました。
「中間答申(案)」に関しては以下のリンクをご参照下さい。
「今後の高速道路料金の在り方」についての「中間答申(案)」 – 国土交通省が公表
また、今回の「中間答申」の前提となる国土交通大臣からの「諮問」は以下のリンクをご参照下さい。
現在、「国土幹線道路部会」は国土交通大臣から何を諮問されているのか?
「中間答申」が出されたで、今後、国土交通省道路局と各道路会社にて具体的な制度設計の調整に入っていく予定です。その結果が公表されるのを注視したいと思います。