ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

ETCカードの割引が今後どうなるか?

気になりますよね。

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来年、2022年4月から首都圏(首都高速)の高速道路料金が大きく変わりますが、近畿圏(阪神高速)はこの先どうなるのでしょうか?

2022年4月から、首都高速道路では、以下のような料金体系の変更があります。

2022年4月から変更となる「首都圏(首都高速)の高速道路料金」の詳細

 ・上限料金1320円から1950円へ値上げ (普通車の場合)
 ・大口・多頻度割引の更なる拡充(最大35%→最大45%)
 ・深夜割引の導入(20%割引)

先日、国交省から公表された、国土幹線道路部会の「中間答申(案)では、「速やかに実現すべき料金制度のあり方」として、大都市圏の高速道路で「激変緩和措置」として設定されている上限料金の見直しが含まれており、具体的には「首都高に続いて、阪神高等の料金体系についても見直しを検討」という提言になっています。

国土幹線道路部会 資料より

「中間答申(案)」では、首都高速、阪神高速などの大都市圏料金については、激変緩和措置による上限料金の見直しを明確に提言する内容となっています。(対象箇所を以下に抜粋)

現在、首都高速や阪神高速において激変緩和措置として導入されている上限料金により、渋滞箇所を通過する料金が割安となるケースも存在している。また、上限料金を超える距離の利用に対して料金が課されないことにより、道路への損傷度合いと費用負担のバランスが崩れ、原因者負担の原則にも合致しないこととなる。こうした状況を踏まえ、大都市圏の高速道路の慢性的な渋滞の解消等に向けて、上限料金については、順次見直し、完全な対距離料金への移行を進めるべきである。

国土幹線道路部会 中間答申(案)より

現在、この趣旨に沿って、首都高速においては、令和4年度からの料金見直しに向けて手続きが行われているところであるが、阪神高速等についても、道路ネットワークをより賢く使うための見直しを検討すべきである。

国土幹線道路部会 中間答申(案)より

前回の大都市圏の料金改定では、2016年4月に首都圏が料金体系の変更を行った後、2017年6月に近畿圏が料金体系の変更を行っており、近畿圏は、首都圏の約1年遅れで料金体系の変更を行っています

国土幹線道路部会 資料より

現在、阪神高速の料金体系は、普通車で300円~1320円に設定されていますが、過去の経緯や今回の中間答申(案)を総合的に勘案すると、阪神高速では、2023年頃に首都高と同様に上限料金の引き上げ等の料金体系の変更が入る可能性が高くなっています

また、「上限料金については、順次見直し、完全な対距離料金への移行を進めるべき」と提言されているため、首都高速の場合、本来の料金体系であれば、普通車で最大約3000円となるので、2022年4月からの首都高速の上限料金の値上げもこれで終わりではなく、将来的には上限料金の撤廃の可能性も十分考えられます。これは阪神高速についても同様です。

今後の動きですが、「中間答申」を受けて、道路会社と協議の上、国土交通省から各道路の料金体系についての「具体方針」が出され、手続きを経たのち、道路会社から料金体系の変更の発表がされることになるでしょう。

引き続き、注目ですね。

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(2023.12.22 追記)

国土交通省は、2023年12月22日に「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)」の改定を発表し、阪神高速道路などの近畿圏の高速道路に

 ・阪神高速道路の上限料金の見直し
 ・大口・多頻度割引の更なる拡充
 ・深夜割引の導入
 ・都心迂回割引の導入

などを実施すること盛り込んだ料金の改定を発表しました。

2024年度の早い時期に近畿圏の高速道路料金が大幅に変わります!!(阪神高上限値上げ、大口・多頻度割引拡充、深夜割引導入など)


(追記)

社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会」における「持続可能な高速道路システムの構築に向けた制度等のあり方について」について『中間答申』がとりまとめられ、国土交通省から公表されました。

「国土幹線道路部会」にて「中間答申」がとりまとめられました – 2021/08/04