ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、 2022年4月からの「東京湾アクアライン」の通行料改定についてご紹介したいと思います。

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結論としては、2022年4月以降も現行の「普通車(ETC搭載車)800円」で維持される見込みです。

東京湾アクアラインの通行料金(普通車)は、開通当初は4,000円でしたが、2009年に社会実験としてETC車を対象に800円とする大幅な引き下げが行われました。

通行料金は、2014年度から1年ごとに国交省と千葉県で料金の見直し協議をしておりましたが、千葉県の森田知事(当時)の要望を受け、国交省の石井大臣(当時)が、2019年度からは、3年ごとに見直すことを表明し、2019年度から3年間、800円(ETC普通車)を維持することで、現在に至っています。現在は、政府と千葉県が年間5億円ずつ負担することで割引が実施されています。

アクアラインの通行料金の変遷

現在、アクアラインの通行料金800円(ETC普通車)の実施期間は、2022年3月末までとなっており、国が反対しない限り、値下げの継続が過去の取り決めで決まっています。また、千葉県の熊谷知事は、森田前知事の「アクアライン800円化」政策を評価し、「アクアライン800円恒久化」を公約として打ち出しています。

読売新聞にて、2022年1月25日に国と千葉県が2022年4月以降も現行の「普通車(ETC搭載車)800円」で維持する方針を固め、通行料の据え置きは、千葉県の熊谷知事が国交省と近く協議し、正式決定すると報じられました。

【独自】アクアライン「普通車800円」据え置きへ…開通当初は4000円

この流れから、2022年4月からも「アクアライン800円」の維持が見込まれています

続報がありましたら、ご紹介したいと思います。

(追記)
2022年2月18日、千葉県の熊谷知事は、国交省を訪れ、2022年4月からの3年間も「アクアライン800円」の維持を求めたとのこと。斉藤国交相からは前向きな反応があったと報じられました。

熊谷知事 アクアライン800円継続へ国に要望 – NHK

熊谷知事も要望活動を実施したことをツイートしています。

国土幹線道路部会の中間答申では、大都市圏の主な渋滞発生区間を対象に、時間帯や曜日を区切って渋滞対策としての料金変動制を導入するよう要請しており、一部報道機関からは、国交省は実際に、中央自動車道の小仏トンネルや、東京湾アクアラインで試行する方針と報道されているので、このあたりも気になるところです。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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(2022.03.30 追記)

2022年3月30日に、国土交通省、千葉県、NEXCO東日本から2025年3月末まで現行の割引が3年間延長されることが発表されました

【決定】東京湾アクアラインの通行料金800円(ETC普通車)が3年間継続となりました