ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、2022年4月に開通した新東名の伊勢原大山IC~新秦野IC間が開通1年の整備効果についてNEXCO中日本から発表されたので、内容をご紹介したいと思います。

高速道路、ETCカード、ETC割引の最新情報をメールで欲しいとお思いの方へ

伊勢原大山IC~新秦野ICは、2022年4月16日に開通しました。

新秦野ICから先の「御殿場IC~新秦野IC間」ですが、以前は2023年度の開通を予定していましたが、トンネル工事が難航し、2022年12月に開通は2027年度になると発表されています。

新東名高速道路 2027年度に全線開通予定!!!

NEXCO中日本のプレスリリースより

整備効果の1つ目として「観光施設周辺の来訪客が増加し、賑わいアップ」があげられています。

  • 埼玉、横浜、川崎地区などからの来訪者数が10%以上増加し、広域からの誘客増に寄与
  • 建設中区間IC周辺に多くの観光地が立地、更なる賑わいに期待

来訪者が東京都が変化なしなのに対して、埼玉県が+20%、横浜・川崎地域が+14%と大きな増加となっていますね。

また開通区間沿線にある観光施設の来訪者数も増えており、丹沢表尾根や県立秦野戸川公園など秦野丹沢IC付近の施設が注目されている模様です。

NEXCO中日本のプレスリリースより

整備効果の2つ目として「都心とのアクセス性が向上し、物流がより効率的に」があげられています。

  • 企業進出の相談・問合せが増加、建設中区間を含めて沿線IC周辺土地利用・開発が推進
  • 秦野丹沢スマートIC周辺の工業団地から海老名JCTまでの所要時間が約12分短縮

沿線IC周辺の土地利用・開発として、伊勢原市、秦野市、山北町、小山町、御殿場市などで複数の事業が開始され、秦野市によると企業進出に係る相談・問合せが増加したとのこと。

また、開通区間周辺の工業団地から海老名JCTまでの所要時間ですが、開通前の31分から開通後は19分と約12分の短縮となっています。

NEXCO中日本のプレスリリースより

整備効果の3つ目として「三次救急医療機関へより早く、より安全・安心な地域へ」があげられています。

  • 30分での搬送可能圏域人口が約7.3万人増加、秦野市西部(秦野市役所上連絡所)から東海大学付属病院の所要時間が約19分短縮するなど、地域の救急医療に寄与

秦野市西部から東海大学医学部付属病院へは、開通前の42分から開通後23分と約19分短縮しました。この短縮により救命率が約55%向上したとのこと。

これは非常に大きな整備効果ですね。

NEXCO中日本のプレスリリースより

整備効果の4つ目として「柔軟な経路選択が可能に」があげられています。

  • 東名集中工事期間では新東名の交通量が通常期比較で約1.2~1.3倍に増加しており、選択可能経路が増加するなど、状況に応じた柔軟な経路選択が可能に

東名の集中工事期間中には、新東名への交通量が増えており、当初予定していた東名の代替機能が果たされていることがわかりました。

NEXCO中日本のプレスリリースより

新東名の全線開通は、2027年度となっていますが、開通が楽しみですね。全線が開通すれば、東名・新東名のダブルネットワークがより強固になり、大型物流ターミナル開設が進展して当日配送サービスが実現するなど物流高度化への交換が期待されます。

また新東名の一部区間では、自動運転時代に向けた路車間協調システムに関する実証実験を準備中で、高速道路における自動運転が実現すると物流高度化への影響は非常に大きなものになりますね。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

高速道路、ETCカード、ETC割引の最新情報をメールで欲しいとお思いの方へ