ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは!
2月4日から7日にかけて、首都高速道路では大雪による長時間の通行止めが発生しました。
物流に大きく影響したものの、早めに通行止めをしたことにより、数年前のような立往生は首都高速道路上では未発生に終わりました。
しかしながら、課題と対応策があるとのことで、昨日発表がありましたので、下記にまとめました。
1,気象状況と積雪の様子


今回の大雪では、関東の広範囲にわたり、長時間の積雪があり、交通網に大きな影響を与えました。
2,通行止め実施時間一覧

首都高速だけではなく、東名高速、中央道といったNEXCO管轄の高速自動車国道も通行止めとなりました。
3,雪対応で稼働した部隊数と積雪量

4,首都高速道路の構造形式の特徴と除排雪作業への影響

首都高速道路は、雪が解けにくい高架構造が多く、狭いといったことから、除排雪作業に相当な時間がかかりました。
5,雪凍対応中に実施した広報(情報提供)

今回の雪では広報を幅広く活用し、通行止めの案内をされたそうです。確かに、テレビやネットで多く記事や案内を目にしました。
弊社のお客様でも「今回は運行させなかったよ。」というお声が多かったです。
6,課題と対応策


数多くの課題が上がった中で、いくつかピックアップしました。
- NEXCO路線の早期の規制解除に合わせた除排雪体制が全体的に不足していた。
- 現場の状況と投入した除排雪資機材のミスマッチ
- 応援部隊が首都高速特有の除排雪作業に不慣れ
- 適正規模の応援要請が困難となり通行止め解除の見通しが後ろ倒しになった
課題といっても解決するにはかなりの難易度があるように感じます。これらの対応策として、以下があがっています。
- 追加の除排雪作業班の編成(新規に10班を増班)
- 狭い路肩や湿った雪に対応可能な資機材の緊急確保
- 応援部隊用に除排雪手引書の確実な配布
- 通行止め解除に関する関係機関との情報共有の強化


また、今冬に緊急実施するとしている対策として、以下2点があげられました。
- 除排雪体制の再構築
- 現場を把握する力と本部・現場の連携の強化
今回の通行止め解除は早かったように感じましたが、構造上に対する対応の問題、機材の問題を解決することにより、今後同じような大雪が発生したとしても、より早く安全に通行できる日が来るかもしれませんね!
最後まで、お目通し頂き、ありがとうございました!