ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2023年5月26日に、高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第55回国土幹線道路部会」が開催されましたので、内容をご紹介したいと思います。
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前回の「第54回国土幹線道路部会」が開催されたのが、2023年3月10日でした。内容は以下でご紹介いたしました。
【2023年3月10日】高速道路の料金・割引に関する検討を行う有識者会議である「第54回国土幹線道路部会」が開催されました!
今回は、「広域道路ネットワークについての議論」がメインテーマとなっています。
広域道路ネットワークについて
1.新たな国土形成計画の検討状況(報告)
2.広域道路ネットワークのあり方
3.今後の進め方
事務局から報告と説明があった後に、委員からの意見ヒアリングがありました。

※ 今回は高速道路の料金や割引などに関する具体的な内容はありませんでした。将来的な高速道路を含む高規格道路をはじめとする広域道路ネットワークをどのようにすべきか?の計画に関する議論でした。
1.新たな国土形成計画の検討状況(報告)

検討状況について事務局から報告と説明がありました。
2.広域道路ネットワークのあり方

事務局から説明がありました。
3.今後の進め方

2023年夏頃を目途に、「高規格道路をはじめとする広域道路ネットワークのあり方」についてとりまとめたいとのこと。
それまでに複数回の国土幹線道路部会を開催し、議論する予定となっています。
委員からの意見

国土交通省道路局からの説明の後に委員からの意見ヒアリングとなりました。
道の駅に関しては、高速道路のSA・PAで現在起こっている問題が将来、道の駅でも起きる可能性があるので、賢い使い方や整備について計画した方が良い、また、安全保障に関しては、省庁が異なるので難しいのかもしれないが、国防予算を利用するなどより踏み込んだ議論が必要ではないかとの意見がありました。
また、より鉄道との連携を考えるべきで、車と車のパークアンドライドも進め、インフラも大事だがソフト面を考慮した計画が必要だとの意見がありました。
GXの取り組みが弱いので、民間との連携も踏まえもっと踏み込んだ議論が必要であり、今回議論の広域ネットワークの整備計画は無料道路がメインであるので、財源問題もクリアしないといけない、現在の建設国債だけではなく、道路国債の検討なども必要ではないか?との意見がありました。
地方鉄道の再編の受け皿は道路にならざるを得ないので、ローカルネットワークと広域ネットワークとの連携を踏まえた議論が必要だと思うとの意見がありました。
非常に幅広い内容の意見がでていたので、今後これらの意見を踏まえ、論点を整理し、とりまとめいくのだろうと思われます。
最後までご覧いただきありがとうございました。