ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、新東名高速道路の整備状況(2024年11月最新)についてご紹介いたします。

過去の経緯からご説明しますと、新東名高速道路は2021年12月までは「2023年度全線開通」の予定となっておりました。

2021年12月以前にNEXCOのHPに記載されていた画像

しかしながら、

2021年12月に開催されました「第4回 新東名高速道路連絡調整会議」の報告にて、「2023度中の全線開通が難しい」情勢になっていることがわかりました。

原因は、新秦野IC~新御殿場ICの「高松トンネル」の工事が難航していることでした。脆弱な地盤が出現して、崩落、内空断面の変形、大量の湧水発生しているとのこと。

この時点では、全線開通予定の見通しがついておりませんでしたが、そのちょうど1年後の

2022年12月に開催されました「第5回 新東名高速道路連絡調整会議」にて「2027年度全線開通」の見込みであることが報告されました。

「第5回 新東名高速道路連絡調整会議」 資料より

そこから約2年が経過した2024年11月21日に「第6回 新東名高速道路連絡調整会議」が開催され以下のような進捗状況が報告されました。

  • 海老名南JCT~新秦野IC、新御殿場IC~御殿場JCは、2022年4月までに開通済み。
  • 新秦野IC~新御殿場IC間は、橋梁区間が約2割、トンネル区間が約5割と構造物比率が高く、特に松田町や山北町域では急峻かつ狭隘な山岳地形であるため、大規模な橋梁やトンネルの工事となるが、全域において着実に工事を進めている。
  • 高松トンネルにおいては、脆弱な地山の出現や湧水など、自然的要因のリスクが発生し、引き続き堀削が難航しているが、2027年度の開通に向け、周辺環境に配慮し、安全かつ慎重に工事を進めている。

約2年間での進捗状況について資料が出ていましたのでご参照ください。

「第6回 新東名高速道路連絡調整会議」 資料より

開通延期の原因となった「高松トンネル」ですが、2024年9月にも過去最大規模の湧水が発生するなど堀削が難航している模様ですが、排水設備の強化等を実施して堀削作業を再開し、2027年度の開通に向けて工事を進めているとのこと。

2022年12月に発表した「2027年度全線開通予定」を堅持してスケジュールを進めているようなので、安全に気を付けて早期開通を目指してほしいですね。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。