ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2024年11月28日に国土交通省 関東地方整備局から2024年11月29日に「第7回 東京外かく環状道路計画検討協議会」を開催するとプレスリリースがありましたので、ご紹介したいと思います。

以前、首都圏3環状道路の整備状況についてご紹介したことがありますが、「中央環状」は2015年に全線47kmが整備され、「圏央道」も全線300kmが整備完了予定となっています。
首都圏3環状道路(中央環状、外環、圏央道)の整備状況について
3環状の中で整備が遅れているのが真ん中に位置する「外環道」です。現在、「外環道(大泉JCT-東名JCT)」の16kmの工事が進んでいますが、整備完了時期が見えていません。
さらに「外環道(東名高速~湾岸道路)」の区間については調査中であり、計画すらないという状態です。
このあたりは以前、以下の記事でご紹介しましたのでご参照ください。
この計画すらない「外環道(東名高速~湾岸道路)」 とそれに関連する「川崎縦貫道路」について検討を行っているのが、2016年に設立された「東京外かく環状道路計画検討協議会」です。
東京外かく環状道路計画検討協議会とは?
「東京外かく環状道路計画検討協議会」は、外環道の東名高速~湾岸道路間の計画の具体化に向けた検討協議会で、国土交通省、東京都、川崎市によって構成されています。
以下のように、2016年から約6回の検討協議会が開催されており、直近では、2023年2月に実施されていました。
- 2016年02月:第1回 東京外かく環状道路計画検討協議会
- 2017年07月:第2回 東京外かく環状道路計画検討協議会
- 2017年12月:第3回 東京外かく環状道路計画検討協議会
- 2018年05月:第4回 東京外かく環状道路計画検討協議会
- 2019年06月:第5回 東京外かく環状道路計画検討協議会
- 2023年02月:第6回 東京外かく環状道路計画検討協議会
概ね、早期整備の必要性が高く、速やかに計画を具体化すべきという方向ですが、計画の具体化にあたって透明性の高いプロセスの中で地域への影響をできる限り小さくなるように配慮するという意見が多いため「中々進まない」という状況になっています。
問題点の共有と早期解決という点ではどの団体も一致しており、今後の進め方については、以下の案が出されています。
社会情勢の変化等を踏まえ、計画の基本的な方針の取りまとめに必要となる検討を進めるとともに、引き続き、川崎縦貫道路の計画と一本化する場合について、整備効果や起終点等についての検討を進める。
そのような状況の中で、約1年9か月ぶりに7回目の「東京外かく環状道路計画検討協議会」が開催されるとのこと。
注目点は、「川崎縦貫道路計画と一本化できるか?」という部分です。
引き続き、情報を追っていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。