ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、静岡県にある有料道路「伊豆中央道」と「修善寺道路」の料金徴収期間が延長されるという件についてご紹介したいと思います。
もともと「伊豆中央道」ならびに「修善寺道路」の有料期間(料金徴収期間)は、2023年10月2日までとなっていました。
しかし、静岡県は、トンネル等の大規模修繕や無料化した場合の交通量増大を理由として、2057年3月8日(令和39年)まで、有料期間(料金徴収期間)を延長することを決定しました。
伊豆中央道、修善寺道路の料金徴収期間延長等の議案は、2023年7月12日に静岡県議会にて全会一致で可決されました。
当初の予定より、約33年5カ月の延長となります。
また、料金徴収期間延長に伴い、利便性向上のため「ETCの導入」と、全線開通に多大な費用と時間がかかる見込みとなっていた「静浦バイパス」を有料道路とすることも合わせて決定しています。
県議会での可決の前に、静岡県は、伊豆市や伊豆の国市などで住民説明会を開き、料金徴収期間の延長に理解を求めてきておりました。
住民説明会で静岡県が説明した資料がありましたので、内容をご紹介したいと思います。
伊豆地域の道路の現状としては、道路予算が1998年度以降減少し、近年はピーク時の約4割にまで減少しているが、維持管理費の割合は年々上昇に、近年は予算の半分程度まで上昇しているとのことで、道路整備の財源確保が課題となっておりました。
「伊豆中央道」「修善寺道路」は、周辺の道路ネットワークの整備の影響もあって交通量が大幅に増加し、各地で渋滞の発生や生活道路への交通流入が起こっています。
静岡県では、「伊豆中央道」「修善寺道路」を無料化した場合のシミュレーションを行い、「交通量が2倍になり、更に渋滞が悪化」するとの見解を示しています。
実際に、過去に行った高速道路の無料化社会実験では、無料化期間に交流量が2倍になっており、伊豆中央道、修善寺道路においても同様に交通量が増加すると想定されているようです。
以下、伊豆地域の道路の現状がまとめられています。
その上で、今後の取組として、
1.伊豆中央道、修善寺道路の料金徴収期間の延長
2.伊豆中央道、修善寺道路へのETC導入
3.伊豆中央道、修善寺道路への新たな料金施策
4.静浦売バイパスに有料道路事業の導入
などを実施するとのこと。
伊豆中央道、修善寺道路にETCが導入されるとのことで、将来的には「ETCX」はなくなるのでしょうね。
【修善寺道路、伊豆中央道、箱根ターンパイク】「ETCX」導入の料金所へ行ってきました!
「伊豆中央道」ならびに「修善寺道路」の有料期間(料金徴収期間)が、2057年3月8日まで約33年5カ月延長されたことをご紹介しました。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。