ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、2025年6月6日の経済財政諮問会議にて、2025年度の「骨太の方針」の原案が承認されたことをご紹介したいと思います。
去年のような高速道路料金に関する部分はありませんでしたが、
自動物流道路の技術検証、制度整備や物流施設の自動化の促進
が記載されています。

「自動物流道路」に関する骨太の方針(原案)は「(地域交通DX・物流DX)」として以下のように記載されていました。
地域交通の持続可能性、生産性、利便性の向上に向け、MaaS等による交通サービスの高度化やデータ活用等を進めるとともに、キャッシュレス、配車アプリの推進など地域交通DXを推進する。空飛ぶクルマの社会実装を推進する。自動運転移動サービスの社会実装の加速に向けて「モビリティ・ロードマップ2025」も踏まえ制度整備及び事業化推進や、自動運転技術の開発・実証を促進するとともに、道路インフラからの支援を行う。全国の移動の足不足の解消に向けて、自動運転やライドシェアについて、骨太方針2024等を踏まえ、必要な取組を進める。特に、地方の中小都市など83、公共交通手段の利便性が低い地域における移動の足不足の解消に向けた適切な制度の在り方も含め議論を進める。ドローンの普及促進に向けてドローン航路の実装地域の拡大、制度整備・技術開発に取り組む。
物流危機の解決に資する自動物流道路について、2027年度までの新東名高速道路の建設中区間での実験実施、2030年代半ばまでの第1期区間での運用開始に向け、早期に技術的な検証のための実験を実施し、運用に係る必要な制度整備を行う。物流施設における自動化を促進する。AIターミナル84やサイバーポート85を通じて港湾のDXを推進する。自動運航船の2030年頃までの実現を目指す。
以下、参考までに原案の対象ページを載せておきます。


「高速料金」とは異なりますが、「自動物流道路(オートフロー・ロード)」について明記されていました。
「自動物流道路(オートフロー・ロード)」に関しては、以下を参考にしてください。
ちなみに「骨太の方針」とは、
政権の重要課題や翌年度予算編成の方向性を示す方針。正式名称は「経済財政運営と改革の基本方針」です。各省庁の利害を超えて官邸主導で改革を進めるため、首相が議長を務める経済財政諮問会議で毎年6月ごろに策定します。小泉政権時の2001年度に始まりました。「骨太」には、予算編成などの細部には立ち入らないものの、世論の一時的な批判には揺るがない国政のしっかりした改革方向を示すとの意が込められています。
石破首相は、2025年6月中に「骨太の方針」を閣議決定する意向とのこと。
去年(2024年)の「骨太の方針」については以下をご参照ください。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。