ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、「高速道路のナンバリング」についてお話したいと思います。
※ 高速道路のナンバリングとは、東名高速に「E1」などと番号を付与すること
日本の高速道路がナンバリングされるようになったの2017年からですが、それ以前から世界の主要国では、だれにでもわかるユニバーサルコードとして路線番号を用いた「ナンバリング」が一般的でした。そこでわかりやすい道案内を実現することを目的として、日本では2016年に高速道路の「ナンバリング」が検討されるようになりました。
※ 検討自体は、2002年から開始されていましたが、実現していませんでした。
国土交通省は、2016年4月に有識者による「高速道路ナンバリング検討委員会」を設置し、「高速道路ナンバリング」を「実現することを最優先」として検討を進め、2016年10月に有識者委員会より「高速道路ナンバリングの実現に向けた提言」がまとめられ、実現に大きく動き出しました。
ちなみに、2016年時点で、すでに首都高や阪神高などの都市高速道路は、ナンバリングが実現し、利用者の認知も進んでいることから、上記の有識者委員会では、それ以外の高速道路を対象として検討が進められました。
以下、有識者委員会によりとりまとめられた「高速道路ナンバリングの実現に向けた提言」 のポイントがまとめられた資料です。

一般国道や都市高速道路と区別するため、数字の先頭に、高速道路(Expressway)を意味する「E」を付けたものを高速道路の路線番号とし、環状道路(C3等)は、既存の都市高速道路の路線番号との整合性、シンプルさを考慮して「E」は付与しないことになりました。
ナンバリングの基本ルールは、既存の国道番号を活用しつつ、原則2桁以内とし、同一起終点などの類似路線は、東名、名神を「E1」ならば、並行路線の新東名、新名神を「E1A」にするとされています。
首都高の都心環状線(C1)、中央環状線(C2)がすでにあるので、東京外環(C3)、圏央道(C4)とし、アクアラインは環状道路とはみなせないため数字を使わずに(CA)とすると決められました。
以下、詳細です。





「高速道路ナンバリング検討委員会」 の提言を踏まえ、2017年2月に道路法の改正が行われ、運用が開始されました。

より詳細を知りたい方は、国土交通省のサイトにまとめられていますので、以下をご確認下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。