ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。
今回は、高速道路のSA・PAの「大型車駐車マス」拡大についてNEXCOから2025年の実績と2026年の予定が発表されたのでご紹介したいと思います。
近年のEC市場の拡大やニーズの多様化、多頻度・小規模運送の増加等により高速道路の物流輸送量が増加しているといった背景から、平日夜間の大型車駐車エリアを中心とした混雑が顕在化している状況です。
そうした状況から、日本高速道路保有・債務返済機構と道路会社4社が6回にわたって検討会を実施し、高速道路のSA・PAの整備方針について、2023年12月26日に「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する整備方針」として策定されました。
上記を踏まえ、NEXCO3社は以下の対策を進めています。
- 短期的な対策として、敷地内でのレイアウト変更等により大型車駐車マスを拡充
- 敷地内での対策が難しい箇所では、中長期的な対策として、SA・PA隣接地の拡張やSA・PAの新設等を検討
- 令和6年度より、複数縦列式(コラム式)や駐車場の立体構造化の導入に向けた検討に着手
その結果として2025年の実績と2026年の予定がNEXCO3社から2026年5月27日に発表されました。
大型車マスについて、2025年度は450台拡充、2026年度は520台拡充(予定)
- 2025年度は既存エリア内のレイアウト変更や大型車・小型車ともに利用可能な兼用マスの追加等により、全国21カ所のSA・PAにおいて、大型車マス約450台の拡充が完了
- 2026年度には全国23カ所のSA・PAにおいて約520台の大型車駐車マスの拡充を進める予定
当初の予定通りに進んでいるようですが、更なる駐車マス拡充に向けて
- IC内側駐車場
- ミニPA
- 新設PA
- ダブル連結トラック駐車マスの整備
を進めているとのこと。
大型車短時間限定駐車マスについて、2025年度は44箇所完了
2023年11月から大型車ドライバーの休憩機会を確保する実証実験として、「短時間限定駐車マス」が順次整備されており、短時間の利用台数増加、回転率増加などの効果が確認されたことから「大型車短時間限定駐車マス」の整備をさらに進めるとのこと。

ダブル連結トラックが駐車可能な休憩施設は、204箇所(2026年3月末時点)
1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」は、2019年1月に特殊車両通行の許可基準が緩和され、本格運用が開始されています。2024年問題を受けて、物流効率化のためダブル連結トラックの導入が進んでおり、申請者数及び許可件数のいずれも増加している状況の中で、ドライバーの休憩機会を確保するために「ダブル連結トラック予約駐車マス」の実証実験が実施されています。

「インターチェンジ内側駐車場」の実証実験
休憩施設の不足を解消するために、休憩施設間の距離が35km以上となる「休憩施設空白区間」についてIC内側の管理用敷地を「臨時駐車場」として整備する「インターチェンジ内側駐車場」の実証実験に着手中とのことで、2025年より北関東道 桜川筑西IC、常磐道 浪江ICにて「インターチェンジ内側駐車場」の運用を開始し、今後、東九州道 大分農業文化公園IC、日向ICにおいても試行拡大するとのこと。
また、西九州道 武雄南IC~波佐美有田IC間(下り線)の高速道路本線の未利用地を活用して「ミニPA」を新たに整備しているとのこと。

一気に解決は難しいかと思いますが、解決に向けてうまく進むことを願っています。

