ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、2023年4月17日から始まった阪神高速7号「北神戸線」の料金割引社会実験についてご紹介したいと思います。

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料金割引社会実験の背景

有馬街道(県道神戸三田線)が周辺の道路ネットワークが乏しく、代替路がないことから平日の朝ピーク時間帯には慢性的な渋滞が発生しております。

有馬街道の渋滞緩和を図るために、並行する阪神高速7号「北神戸線」を割り引くことで、有馬街道から北神戸線へ自動車交通を転換させることを目指して社会実験を実施するとのこと。

社会実験を実施するにあたり、国土交通省、神戸市、阪神高速道路株式会社を構成メンバーとする「神戸三田線等の交通環境改善のための阪神高速北神戸線料金割引社会実験協議会」を組織しており、協議会が主体となり分析・検討を行った上で、社会実験を実施し、効果の検証を行うとのこと。

料金割引社会実験の概要

 実施期間:2023年4月17日~2024年3月末
 対象時間:平日6:00~10:00
 対象車種:普通車、軽自動車、自動二輪車(ETC無線車に限る)

神戸三田線の渋滞を緩和する「阪神高速北神戸線の料金割引社会実験」

割引料金と対象ランプ

割引額は、100円と200円の2種類です。
①~⑤の対象ランプ間において割引を実施するとのこと。

割引100円

①【からと西ランプ】⇔【都心4ランプ(国道2号、神若、二宮、新神戸駅)】
②【藍那ランプ】⇔【都心4ランプ(国道2号、神若、二宮、新神戸駅)】
③【からと西ランプ】⇔【箕谷ランプ】
④【藍那ランプ】⇔【箕谷ランプ】

割引200円

⑤【からと西ランプ】⇔【藍那ランプ】

地図は以下のようになっています。

神戸市HPより

料金表は以下のようになっています。

神戸市HPより

よくある質問と回答

Q1. 対象ランプ間を通過する場合、割引は適用されますか?

適用されません。対象ランプ間を出入りする車両のみが割引対象であり、対象ランプ間を通過する車両は割引対象外です。

Q2. 6時より前に対象入口ランプから乗って、6時以降に対象出口ランプで降りた場合、割引は適用されますか?

適用されません。6時以降に対象入口ランプから高速道路へ乗った車両に割引が適用されます。

Q3. 10時より前に対象入口ランプから乗って、10時以降に対象出口ランプで降りた場合、割引は適用されますか?

適用されます。10時より前に対象入口ランプから高速道路へ乗った車両に割引が適用されます。(対象出口ランプから降りなければ割引は適用されません)

Q4. 現金車の通行料金はどうなりますか?

阪神高速を現金で利用する車両は割引対象外です。
したがって、現行の通行料金が徴収されることとなります。

Q5. 普通車、軽自動車・自動二輪車の定義を教えてください。

車種区分の定義は次のとおりです。(阪神高速道路株式会社HPより)
〇普通車
 ・小型自動車(二輪自動車及び側車付き二輪自動車を除く)
 ・普通乗用自動車
 ・けん引軽自動車等と被けん引自動車(1車軸)との連結車両
〇軽自動車・自動二輪車
 ・軽自動車
 ・小型特殊自動車
 ・小型二輪自動車(側車付きを含む)

Q6. 中型車・大型車・特大車は割引対象でないのですか?

今回の社会実験は有馬街道(県道神戸三田線)の通勤時間帯の渋滞緩和のために実施するものであり、通勤関係車両を主な対象としているため、中型車・大型車・特大車は割引対象外としています。

Q7. なぜ平日、朝の通勤時間帯だけを対象とするのですか?

有馬街道は平日の朝に渋滞が顕著であることから、主に通勤に利用される朝の通勤時間帯を対象としています。

Q8. 社会実験終了後も料金割引を継続実施しますか?

社会実験の継続については、今回の社会実験による効果検証を踏まえて検討することとしています。


社会実験は約1年間の予定となっていますが、渋滞緩和に一定の効果が見られて、継続して割引になるといいですね。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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