ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

今回は、混雑した地域に進入する際に課金する「エリア課金(コードン課金)」についてご紹介したいと思います。

エリア課金(コードン課金)」は日本では実施されていませんが、海外では、シンガポールやロンドン、ストックホルムなどで実施されており、都心に進入する車が一定額の課金をされるという仕組みです。

都市部での渋滞による経済損失がかさみ、人口の高齢化と貧困層の増大によって自動車の購入や運転が難しい人が増加している中で、効果的・効率的な公共交通を整備することを目的とした「エリア課金(コードン課金)」を実施する大都市が増えてきています。

一つの例が「ニューヨーク」です。

ニューヨークでは、マンハッタンのビジネス街へ流入または流出する車両に対して課金を行うことを2024年春から実施予定です。

課金方法は、ETCまたはナンバープレートを自動で読み取る(ANPR)で、料金は、9.2ドル~23ドルとのこと。これによってどれくらい混雑度合が変わるか結果を見てみたいですね。

国土交通省資料より

日本では「エリア課金(コードン課金)」を実施するのは中々難しいかと思いますが、小規模に試験導入という可能性もなくはないとは思いますので、今後も海外の事例には注目していきたいと思います。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。