ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

以前、アメリカではじめて導入される「エリア課金(コードン課金)」の事例として「ニューヨークの通行料(渋滞税)」をご紹介しました。

マンハッタンのビジネス街へ流入または流出する車両に対して、ETCまたはナンバープレートを自動で読み取る(ANPR)方法で、15ドルの課金を行う「エリア課金(コードン課金)」を2024年6月30日から実施予定でした。

しかしながら、実施直前の2024年6月6日にニューヨーク州のホークル知事は、

「渋滞税」を課す計画を無期限に停止する

と発表しました。

渋滞税の実施を見送る理由として「多くの市民がインフレによる生活費の高騰に直面する中、適切ではない」と判断したとのこと。

都市部での渋滞による経済損失がかさみ、人口の高齢化と貧困層の増大によって自動車の購入や運転が難しい人が増加している中で、効果的・効率的な公共交通を整備することを目的とした「エリア課金(コードン課金)」 は、シンガポールやロンドン、ストックホルムなどで実施されており、都心に進入する車が一定額の課金をされるという仕組みです。

ニューヨークでは、2018年1月に渋滞緩和策として「渋滞税」を発表し、2019年4月に州法が成立しておりました。

びっくりですね。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。