ETCカードをご利用のみなさま、こんにちは。

日本では「物流の2024年問題」が大きな話題となっていますが、今回は、スイスで計画されている「自動運転専用カートによる地下物流システム」についてご紹介したいと思います。

スイスでは、貨物交通量が2040年までに約4割増加するとされ、トラック輸送での限界が想定されています。以前から貨物車の積載効率は低下傾向にあり、配送を各社が個別対応することの非効率性が指摘されていました。

その状況の中で、地下に直径6mの貨物専用トンネルを構築し、自動運転専用カートによる地下物流システムを構築する計画が立てられています。

この計画では、スイスの主要都市間を結ぶ総延長500km、2045年までに全線開通を予定し、総工費は約5兆円となっています。将来的には自動カートを100%再生エネルギーで稼働させる予定とのこと。

第1期は、ヘルキゲンとチューリッヒ間の約70kmが設定され、2026年に着工し、2031年に完成予定となっています。

日本でもスイスと同様に物流システムの問題を抱えていますが、スイスのこの計画は、とても面白いアプローチで日本でもできないものなのでしょうか。

国土交通省の資料より

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