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国土交通省は、2023年12月22日に「新たな高速道路料金に関する基本方針」を改定し、2014年に導入した本四架橋3ルートへの割引継続などを盛り込みましたが、前回改定時に「10年間」とされていた本四高速の料金水準の引き下げ措置の継続期間は明示されていませんでした。

【2024年4月~】高速道路の料金水準の見直しについて国土交通省から方針が出されました!

今回の改定で、本四高速の料金水準の引き下げは、いつまで延長されたのでしょうか?

答えとしては、

現時点では「未定」です。
ただし、2023年度末までに「決定」するとのこと。

この件について、2023年12月26日の斉藤鉄夫国土交通大臣の記者会見にて質疑応答がありましたので、ご紹介したいと思います。

(記者)

国土交通省は先週22日に、「新たな高速道路料金に関する基本方針」を改定し、2014年に導入した本四架橋3ルートへの割引継続、阪神高速の上限引き上げなどを盛り込みました。

こうした改訂に至った考え方と、今回明示されていない本四高速の割引措置の期限について今後どのように決めるのかを併せて伺います。

(大臣)

先週22日に、ネクスコや本四高速の高速道路料金についての基本方針、阪神高速を含む近畿圏の高速道路料金についての具体方針(案)を改定しました。

このうち、本四高速については、平成26年(2014年)4月に開始し、今年度末に期限を迎える、料金水準の引き下げ措置について、料金引き下げで、本州・四国間の一層の交流促進が図られることによる地域経済への効果、フェリーなど他の交通機関への影響などを総合的に考慮した結果、来年度以降も当面継続することとしているところです。

また、阪神高速については、公平な料金体系である対距離制を更に前進させるため、上限料金を見直すとともに、都心部の渋滞緩和を目的とする、都心迂回割引の導入などを実施することとしています。

なお、前回改定時に「10年間」とされていた本四高速の料金水準の引き下げ措置の継続期間についてですが、更新事業や四車線化などその他の事業の規模と併せて精査した上で、今年度末までに決定をしたいと思っています。


2024年3月末までに決定するとのことで、どのようになるか注視したいと思います。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。